珊瑚の伝説 15話 衝撃
アイスホッケー会場の外の入り口付近の場所にて。
来ちゃだめですってば!!
だめですってば!!
と入るのを止めるボーイッシュの小さくかわいい長ズボンをはいている六年生の女の子が必死に止める。
何故だ?
事件なんだろ?
アイツが中で戦ってるんだろ!!
俺も行くぞ!!
そう入ろうとするのは榊であった。
しかし。
今、この会場内部で得体のしれない事件が起きて、 私たちはどうにか逃げ切れたんですが、担当の先生からこれから誰も入れるな!と言われてますので。
この会場内部は危険です。
そうアイスホッケー会場の入場を必死に止めていた。
しかし榊は。
上級生だからって下の学年の俺の噂を知らねぇって事はねえだろ!!
そう言って強引に入ろうとする榊。
するとそこへ野火サトシがアイスホッケー会場から出てきて。
榊を見るや。
やれやれ、君も本当に愉快だね。
と不機嫌そうに怪しく言うのだった。
榊はそんな野火サトシをすぐに怪しく思い。
おめぇ?何者なんだ?
と怒鳴ると。
野火サトシが、君も シバサキ・珊瑚が好きなんだろ?
と言う。
そこへ、何事かと思えば、事件が起きてやがるな。
と言って謎の者が現れるのだった。
野火サトシがその者を見るや、震えだす。
その姿を見てその謎の者は野火サトシに、この場は危ねぇから下がっていろ。
と言って、アレックスは中にいるな、と言って堂々と進むのだった。
野火サトシが榊に。
俺、アレックスが羨ましんだ。
と言うのだった。
榊はそうだったのかお前。
と言って心配する。
野火サトシの瞳は赤く光り出し空を見る。
僕に従えよ犬が!!
場面戻り
アレックスはウリンの敵の位置を知る謎の力を受けて、気持ち悪い奴だ。
しかし俺があいつを嫌っているからなのかあれは?
と心の中で思いながら。
アレックスはレインさんと行動していた。
通路を走りながらあのニドラスってやつに虫野郎を頼んでよかったんかい?
他の生徒も外でなくニドラスに任せて。
と尋ねるアレックス。
レインは。
アイツなら大丈夫よ、それよりさっきの声の主を探さないとダメね。
すると空間がねじれている部分を見て。
レインさんは。
やはりそうね。
と確信ついたように言う。
アレックスは何かわかったんですか?
と聞くと。
この会場ごと結界を張られているわよ。
と言うと。
結界? それって?
と聞くアレックスに。
さっきの声の奴を早く倒さないとダメね。
そう言いながら更衣室の外にある扉にたどり着くと
レインさんが。
この中にいるわね、突入するよ。
と言って扉を開いた。
すると中には上半身裸で拘束される男女問わず生徒たちがモヒカン頭の2メートルあろうかと思われるムキムキマッチョな変態に商品だとかで選別されていた。
すると こちらに気が付いたのか。
おや? 餌がこうも来てくれてうれしい限りだぜ。
と言って笑い始めた。
アレックスは。
変態めっ!!ぼこぼこにして署まで送ってやるぜ!!
と言って突っ込むが。
レインがとっさにアレックスの腕を掴み止めて。
バカ! 罠が見えないのか!!
と言うと。アレックスに目掛けてかまいたちのような斬撃が無数に飛んできた。
やばっ!!
と言ってどうにかかわせたアレックスだったが。
目の前のロッカーが粉切れにされていた。
奴の能力かコレは!!
と怒鳴るアレックス
レインさんが雷撃を変態モヒカン野郎に放つ
しかしモヒカン野郎に届く前にロッカーの壁がモヒカン野郎への攻撃を防いだ。
なんだこの空間は!
と驚くアレックスに
レインがモヒカン野郎に対して起こった。
人さらいが!!こうやって罪もない子供を闇に送りその子の人生を狂わせる!!この屑が!!
そう怒鳴り、レインさんは勢いよく強力な雷神波を変態モヒカン野郎に放った。
叫んでも無駄!!
そうモヒカン野郎は拘束した子供たちを連れ出そうと首に爆弾のついた首輪をつけようとした瞬間
レインさんの電撃がロッカーの壁を貫通しモヒカン野郎に電撃が直撃した。
うぃぃぃぃっ!!
と叫んで変態モヒカン野郎は関電し倒れるのだった。
アレックスは。
良し、拘束された生徒たちを助けよう。
そう言い前に出ると。
あら嫌だ壊れちゃった。
と倒したモヒカン野郎を投げつけ。
アレックスに
ようこそ問題児ちゃん。
と言い出て来たのは、八代先生だった。
アレックスは八代先生?
と驚くと。
バカ!!油断するな!
と言ってレインが電撃でアレックスの目の前に電撃を放つ。
するとナイフが落ちていた。
八代先生が投げたナイフだった。
あら嫌だ、わざわざ急所をはずして投げたのに、水色髪のあんた最悪よ。
そう不機嫌そうに言う八代先生。
レインさんが
結界を張ったのはあんただな?
そう言って電撃を体にまとって八代先生に接近する
しかし接近するレインさんのところにさっきのかまいたちのような斬撃が飛んできた。
罠が消えていない?
するとアレックスがレインさんに飛んで来たかまいたちの斬撃を切り裂いた。
レインはそのおかげで助かるが八代の追撃を失敗する。
腕にドラゴンのような形状で鋭い爪を持つ竜の腕の形に炎をまとってアレックスが八代先生を睨みつけた。
どういう事だ先生!!あんたは!!
そう叫ぶアレックスに八代が。
二人だけで話しましょう。
そう言うと八代先生が指をパチンと鳴らす。
その合図でアレックスと八代先生は今度は男子トイレに飛ばされていた。
アレックスは。
空間が変わった? レインさんはどうなったんだ?
と言いながら驚くと。
八代先生が安心なさい。私たち二人だけがこの場所に飛んだだけだから。
そう言ってアレックスに迫りアレックスを優しく触り誘惑しだす。
しかしアレックスは。
噛みつこうと言うんだね、だけど俺は屈しないぜ!!
そう言って八代先生を振り切りトイレのドアを開けようとする。
しかし、なんだコレ!!鍵がかかっている。
と言ってドアが開かない。
八代先生が。
悪い子。
私を受け入れなさい。そうすれば私が全身全霊をかけて愛してあげる。
するとアレックスに紐のような糸が絡みつきアレックスは瞬時に拘束された。
さっきの斬撃の正体はこの素材か!!
と言って縛られるアレックス。
八代先生がアレックスに。
殺しはしないさ、これでたっぷり愛してあげられるわね。
そう言ってにっこりと笑顔で笑うと。
アレックスが。
あいにくそううまくいかなくてね。
と言いながら全身に炎をまとい糸を焼き切ろうとする。
しかし。
ダメか!!力が吸い取られる。
拘束された糸からエネルギーが吸収される仕組みになっていてね。
素晴らしいでしょ。
そう言いながらアレックスにナイフを突きつける。
殺しはしないんじゃねぇのかよ?
と怯えるアレックスに。
気が変わった。痛めつけはする。
そう言ってナイフでアレックスを刺そうとする。
アレックスは心の中で。
なんだよ、こうなったらアイツに。
そう強く思うと。
アレックスの中の黒い部分の暴君が。
ピンチだからってすぐに俺様に頼るとは、情けない。
嫌だね。
そう言って不機嫌そうに言う
するとアレックスは八代先生に脚をナイフで刺されてしまった。
うわぁぁぁ!!
アレックスの悲痛の叫びが漂うと。
八代先生が。
あらかわいらしい悲鳴。 まるで天使のように鳴くのね。
そう言って痛がるアレックスの顔を優しく触り。
食べちゃいたい。
そう言ってアレックスが流した血液をなめるのだった。
アレックスは殺されるのか? 俺は!!
そう心の中で思い恐怖した。