星組 鎌足-夢のまほろば、大和し美し- 5/24ソワレ(日本青年館) | 晴れ、ときどき観劇。

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30代OLの日常ときどき観劇、たまに旅行

 

 

志、それはあなた。

 

 

 

 

 

観てまいりました!

芝居が、魂が熱くぶつかり合っていた!!

 

 

それではあらすじと感想。

とっても長いうえに反生田的感想がちょこちょこ混ざっているので、文字アレルギーの方生田先生溺愛派の方は読まれないほうがよろしいと思います…ゴメンネ生田先生…物語自体は好きだったんだけど…

 

 

時は飛鳥時代。

神祇官の家に生まれた中臣鎌足は、修行の傍ら私塾で学び、鞍作(若き日の蘇我入鹿)と知己を得た。鎌足と鞍作、そして車持与志古の3人は未来に希望を馳せ、鎌足は神祇官としての「中臣」の名を捨て新しい名で国のために尽くすことを、鞍作は大臣として国を支えることを、与志古は鎌足のために生きることをそれぞれの志としていた。

しかし、舒明天皇の崩御によって、その皇后であった宝皇女が皇極天皇として即位。鞍作は入鹿と名を変え、蘇我蝦夷から大臣の地位に据えられた。宮中で孤独を募らせていた皇極天皇と、蘇我氏専横のため蝦夷の手駒となって大臣の座に就いた入鹿は、互いに想い合うようになる。

皇極天皇のために入鹿は苛烈な政策を敷き、民は飢えて苦しんでいた。これを嘆いた鎌足は入鹿を討ち、皇極天皇の子である中大兄皇子を擁立。皇太子に据えるとともに、日本初の元号「大化」を制定する。

しかし自分が愛した男=入鹿を殺した鎌足を許せなかった皇極天皇は、息子の中大兄皇子に疑念を植え付ける。人質として、彼の最愛の妻・与志古を奪え、と。

人質を取られた鎌足は中大兄皇子に逆らえず、大化の改新で共闘したはずの石川麻呂を殺害し、皇極天皇の弟で譲位されて即位していた孝徳天皇をも暗殺。次々に手を汚していく。

しかし鎌足の心には限界が訪れ、儀式の場で天智天皇に与志古を返すか鎌足自身が死ぬかの二択を突き付ける。天智天皇は鎌足を失うことを恐れ、与志古を彼に戻す。

与志古は実は天智天皇の子を宿していたが、下賜された采女の安見児の提案で、彼女と鎌足との子として秘かに育てられた。

それから10年。鎌足はすっかり老い、病に臥せっていた。見舞いに訪れた天智天皇は、10歳になった少年・不比等と相まみえる。その子が自分の血を継いでいると確信した天智天皇は、かねてから名を欲していた鎌足に「藤原」の名を賜る。ここに、藤原氏が興ったのであった。

 

 

・冒頭で登場するのはストーリーテラーズ、僧の旻(ミン)さん@一樹千尋さん船史恵尺(えさか)@天寿光希。悠久の時の狭間で歴史を編み続ける恵尺の庵にミンさんが迷い込むところから物語は始まります。…悠久の…時の…狭間…で…、歴史を…編み続ける…(この言葉を並べることに抵抗がある中二病罹患経験者)(つらい)

・妖しく、偏執狂的な恵尺のキャラクターは天寿さんに非常に似合っていたし役作りもとっても良かった。それに振り回される常識人らしきミンさんも一樹さんに合っていて良かった。だけど生田先生が気持ちよく書いたであろうセリフが本当に無理なんですよ…なに、「絶望と希望では釣り合いが取れんのか…?」って。釣り合いが取れたら何なの?釣り合いが取れないから何なの? 冒頭でちょっと挫けそうになりましたが、そのテイストはそこまで全体を支配していなかったので大丈夫でした。(?)

 

・ミン先生が過去を振り返る形式で物語が展開していきます。一樹さんの明快なセリフが非常によい。耳にスッと入ってくる~~~

 

・塾で教えるミン先生ですが、塾生たちは鞍作(くらつくり)@華形ひかるを除いて誰一人聞いちゃいねえ。最前列の子とか、興味なさそうに手許いじいじ→先生がこっち向くとにこにこっと聞く→先生があっち向いたらまたいじいじ、とかしてて芝居の細かさが好きでした。後ろで居眠りしてるやつもいたぞ。コラッ。

・そこに「おくれました!!」って駆け込んでくる鎌足@紅ゆずる。可愛い…子供だ…かわいい…。神祇官である”中臣”は、その名まで穢れているといじめる子供たち。麻央さまを筆頭に。 …子供…?笑 しかしなぜ神祇官がケガレなのか分からずちょっと混乱する宇田川。まあ…そういうもの…なのでしょうね…。 

・いじめられて泣いちゃいそうな鎌足を救ってくれたのは、大臣の子息で将来を嘱望される鞍作だった。この時点で鞍作は人の上に立つ者としての大きさと広さを感じさせますね。まだ子供で可愛いけどね。

 

・しかし、塾に行っていたことが父@如月蓮さんに露見し、鎌足は厳しく叱責される。将来の神祇官としてすべきことは、勉学に励むことではなく修行であったから。父の言うことももっともだと思います。しかし鎌足は大変に進歩的であったのだ!人が生まれに囚われず、自らの望む人生を歩む権利は誰にでもある。…なんか…、小池先生が色んな作品で再三再四言ってることですよね…笑 生田先生もスピリッツは受け継いでいる模様。

・家を飛び出した鎌足が猿岩のある高台で一人物思いに耽っていると、幼馴染の与志古(よしこ)@綺咲愛里が現れる。…可愛いーーー!(じたばた) 「かまたりー!」って呼び捨てるの…最高かよ…。よしこを子ども扱いする鎌足も最高可愛い…自分だって子供なのに…。笑 よしこに「矢を射てみて!」と言われて、いいところを見せようとする鎌足の、へっぴり腰もおかしすぎる笑笑笑 運動神経がなさすぎる笑笑

・かっこつかないけど、そんな鎌足のことが大好きでたまらないよしこちゃん。正義であります。

・そこに麻央さまをはじめとする塾の悪童たちがやってきて、ふたたびあーだのこーだのからかっていじめるのですが、まだてんで子供のよしこを「あれは将来美人になるぞ~~」とか言うんですよね。見る目あるよね。

・「車持は名家だから、中臣なんかとは結婚できない」という悪童の言葉が、もしかしたら、鎌足の考えを、志を加速させたのかもしれない。父親の跡を継いで神祇官になったら、中臣のままだったら、自分は生きたいように生きることも愛する人を妻にすることもできない。だからこそ、新しい時代を作りたい。

・いじめられてる鎌足に加勢する鞍作の爽やかなこと!ウソ…みつるさんがこんな爽やかなんてウソよ…!絶対闇落ちするんでしょ!!?(※正解)

・悪童から鎌足を助けてくれた鞍作は、鎌足に矢の射方を教えてくれる。狙いを定め、矢を番えた弓を頭上から引き下ろす。これが伏線になるのである。

 

・3人はそれぞれに成長していた。鞍作は父親について仕事を学び、鎌足は相変わらず塾で勉学に励み、よしこは鎌足をからかっては、「こら」←とか言われながらの鎌足による無意識の柱ドンにドギマギしたりしていた。いいなあれ。

・しかし、舒明天皇の崩御でバランスが崩れる。父親蝦夷@輝咲玲央の思惑でまだ若い鞍作が入鹿と名を変え大臣に就任。蝦夷が欲しかったのは、自分の思い通りになる弱い天皇だった。だから舒明天皇の皇后だった若い女性が皇極天皇@有沙瞳として即位することになった。重圧に負けそうになっている若く美しい女性と、志を抱いて大臣になったというのに父の手駒に過ぎなかったことを思い知らされた入鹿。二人は知らず惹かれ合ってしまう。

・惹かれ合ってしまうというか、蝦夷の策略だったのでしょう。天皇に蘇我を重んじさせ、頼りにさせ、依存させるために、大臣という天皇の側近くに侍る役割を入鹿に譲り、要するに色仕掛けをさせた。だけど木乃伊取りが木乃伊になってしまった。志の潰える音を聞いた入鹿は、傀儡として生きることに苦しむ皇極天皇に自分と同じものを見た。そして、策謀は同情に、同情は愛情に変わった。

 

・私もたいがいの生田節(生田先生よりは分かりやすいと思うんだけど!)(←喧嘩を売る)

 

・同族嫌悪ってやつですね。

 

・(生田先生に謝れ)

 

・入鹿は皇極天皇に害成すものを片端から始末していく。皇位を巡って皇極天皇に対立する立場にある一族を皆殺しにして、血に汚れた自分の手に苦しみながらも。

・父親にも文句は言わせない。大臣としての権勢を世に知らしめるために大規模な自分の陵墓を築かせる。闇落ちミツルさん…きました…。(好き)

・思い返してみると、入鹿はもはや覚悟を決めていたのかもしれませんね。非道なやり方で愛する女の未来を切り拓いたこと、道ならぬ恋に落ちたこと、全て自分の命をもって贖うつもりだったのかもしれない。だとしたら、入鹿の愛はなんて悲しいのだろう

・皇極天皇と入鹿は天運に見放され、苛烈な苦役に比例するように過酷な水不足が続いていた。民衆の苦しむ声に心を痛め、鎌足は祭祀に用いる水を民に分け与える。下級生の苦しむ芝居がリアルすぎてびっくりするし、ついさっきまで鎌足をいじめて笑ってたやつとは思えない!笑 命をつなぐわずかな水さえも手に入らず死んでいく民、入鹿への怨嗟を募らせる民の言葉に、鎌足はついに入鹿への直談判を心に決めるのだった。

 

・鎌足が「鞍作」って呼んだ時の、入鹿の切ない顔と強い「その名で呼ぶな!」の言葉が良かったんです。幼いころに共に笑った、共に志を抱いた鞍作はどこにもいない。傀儡としての入鹿の誕生と共に死んでしまった。

・どうにかしなければならない、と焦った鎌足は師のミン先生に助言を求める、んですけど、ここのミン先生の助言も助言になってなくて疲れた…「大義はあるか!」みたいな。志の次は大義ですか…カサノヴァの心の重さみたいな話ですね…なるほど分からん!

・鎌足にとっての大義は、中大兄皇子@瀬央ゆりあだった。

・この、出会ってしまったのだ~~(宇田川作詞)(恋してしまった音程でお願いします)的演出はともかく、運命は動き始めた。鎌足は、若く聡明な青年に、大和の未来を見た。

・確かに時間を割くべきエピソードは他にも山ほどありますけど、鎌足が中大兄皇子に心酔する…というか大和の命運を託そうと決めるワンエピソードは欲しかったな~~。だって皇子、蹴鞠してただけだよ…?蹴鞠してるだけなのに精霊みたいなのが周りで踊っていたけど…蹴鞠してるだけなのにイケメンだったけど…

 

・そういうわけで鎌足は入鹿を討つことを決め、鎌足に恨みのある石川麻呂@美稀千種の助力を仰ぐとともに、私兵を整える。石川麻呂は入鹿が確実に式典に出席する手はずを整えるだけだったのに、震えてしまってまともに書面ひとつ読み上げられない。心配する入鹿に、みきちぐアニキったら「私は何もしていない、何も知らない!謀反なんて」とか言っちゃう。笑 アニキ笑

・それを合図に鎌足の私兵たちが雪崩れ込み、場は騒然となる。入鹿は孤軍奮闘するが、鎌足の放った矢によって討たれる。矢…!矢…!!!

・一度、入鹿が皇極天皇のほうを縋るように振り返ったように見えたんです。それに皇極天皇は、ゆっくり背を向けた。血の穢れを、入鹿を厭うように、冷たく。それを認めて入鹿が「それでいい」って呟くの…たまらなかったですね…ミツルさん…

斬ったものは、斬られるまで終わらない。修羅の顔で叫ぶ入鹿さん…、泣くわ…!!これでやっと楽になれる、という思いとともに、鎌足までも修羅の道に引き込んでしまったことを後悔していた…のではないかな…などと思ったり。したのでした。

 

・驚きのまだ1幕

 

・2幕。鎌足の案に従って、皇極天皇は譲位し彼女の弟軽皇子@天路そらが即位した。そして日本初の元号として「大化」を定めた。

・中臣だったかしら、とにかく大臣になりたかったみきちぐアニキは不満顔ながらも、「大化」発表という大役を仰せつかって巻物を広げる。…じゃん!「令和」!!!新喜劇並みのお約束。笑

・しかし皇極天皇は鎌足を許していなかったのだった。息子を唆し、鎌足の最も大切なものを人質にすることを勧める。こわ…こっわ…有沙瞳ちゃん、結局そういう系じゃん…!もっと可憐で可愛い役もやらせてくれようー!!

・まあ美人で芝居できる人じゃないと厳しいですけどね…、美人だから余計に怖いわ…

 

・蘇我入鹿の暗殺によって、世を儚んだか蝦夷が自害。天寿さんはそのとき屋敷にいたけれど、書物を火の手から守るのに忙しくて主人を助ける気にはなれなかったそうです。

・しかも、恵尺が編纂した歴史書には、蘇我氏のことが記されていなかった。驚く鎌足に、恵尺は「敗者は歴史から葬るのです」としたり顔で言う。怖いよう!「鎌足さまは、まだ、歴史に残っておいでです」だって。怖いよう!!!敗者になったらいつでも存在を歴史から消してしまうからな、っていう警告でしょ?天寿さん怖い!!!!(恵尺な)

 

・新婚のべにあー。食卓に並ぶたくさんの食事に大喜びする鎌足と、この食事を準備した人を尋ねられて「唐から来た料理人の、ホンとか!」とにこにこのよしこ。「ホントか!」とにっこにこの鎌足。ラブコメ?

・新婚なので、「…あなた?」と呼ばれた鎌足さんが照れる照れる。「あなたッ!?………も、もう一度言ってくれ(小声)」「あなたハート」 顔じゅう蕩けさせてデッヘデヘ喜ぶ鎌足さんの可愛さが限界成層圏を突破します。3、2、1、

・べにあー、最高ー!!!(遺言)

・ところが幸福な時間は長くは続かず、中大兄皇子に呼び出された鎌足は衝撃の言葉を聞くことになった。「私は、お前の妻を娶る。」…ハァ!?お前の?妻を?娶る??狂ったか瀬央…!(作品違い)

・狂いました。瀬央さんの猜疑心に満ちた瞳が悲しい。

・よしこの代わりに、鎌足は采女の安見児@星蘭ひとみが下賜される。要らないのに。よしこ以外要らないのに。俯く鎌足に、有沙瞳さんが追い打ちをかける。「歌いなさい、鎌足!!」ひえええ勘弁してやってくれえええい…。しかし鎌足は廷臣として、天皇から采女を下賜されることを喜んでみせないわけにはいかなかった。涙ながら、喜びの歌を詠む鎌足。

・血を吐くようによしこを想い泣く鎌足の姿に、やすみこはこれまで諦めていた人としての心を取り戻し、鎌足のよしこへの想いのひとひらでも分けて欲しいと願う。やすみこの言葉に、癒しを得る鎌足。…鎌足…、やすみこ…、

・自分の代わりに若い美女が夫に下賜されて心中穏やかではいられないだろうに、私なら穏やかではいられないし健気っぽい言葉で男を懐柔しようとする女はたいてい裏があると思うしもし生田先生が本気でやすみこの言葉を健気なセリフとして書いているとしたらどうかしてるぜって思うけれど(早口)、とにかくよしこはデキる女なので不安げな素振り一つ見せない。それどころか、中大兄皇子に「あなたは私に触れられても、心には触れられない」とかいう。悲しむ中大兄皇子には、「その悲しみは私と鎌足のものです」ってぴしゃり。ブラボー!よしこブラボー!!!

・どこだったか、鎌足がやすみこに涙声で言う、「よしこは強い男が好きだ」というのが泣けて仕方なかったです。。。ダブルミーニングというか。よしこは強い男が好きだから、強い男でいなければならない、という覚悟と、よしこは強い男が好きだから、中大兄皇子のような強い男に惹かれてしまうかもしれないという恐れ…、大丈夫だよ鎌足…私がいるじゃない…(出てくんな)

 

・猜疑心に駆られた中大兄皇子は、鎌足が何をしても信用できない。鎌足が石川麻呂に謀反の罪を着せて殺害し、孝徳天皇を暗殺しても、その幼い皇子、有間皇子@如月蓮さえも殺して、母を斉明天皇として重祚させ、そのうえで天智天皇として即位しても。

・ていうかちょっと待って、如月さん、鎌足さんのお父さんじゃなかった…?有間皇子…??声激カワでしたけど…?「ちちうえー!」言うてたぞ…??1幕おひげの渋いおっさんだったのにな…???

・殺しても殺しても許されず、鎌足の心が少しずつ病んでいく。

 

・天智天皇即位の宴に鎌足がふらりと現れる。鎌足の功績を讃え、なんでも望むものをくれてやろうと機嫌よく言う天智天皇に、鎌足は押し黙ってしまう。無言の鎌足に苛立つ天智天皇の気配を感じ、「鎌足さまは名を欲していました」とよしこがナイスフォロー。「そうか、名か」とまんざらでもない天智天皇に、「名などいるか…!」と吐き捨てる鎌足。鎌足は気づいていた。鎌足の志は、よしこと共に在ったのだと。よしこと共に在ることが出来ないのなら、この世界に未練はないのだと。

・決死の覚悟でよしこを願う鎌足と、鎌足を失うことを恐れるために「それはお前の妻だ」と言う天智天皇。

・なんかここでも強いと弱いとが入り乱れていて、結局誰が強いんだっけ?鎌足は弱いんだっけ??と混乱する羽目に。言葉遊びもたいがいになさいませ!(うるせーよ)

 

・鎌足のもとに戻ったよしこだけど、天智天皇の子を宿していた。初めて狼狽え弱さを見せるよしこと、ナイスな提案をするやすみこ。そう、やすみこはすっかり鎌足に心酔していたのだった!やすみこいいこじゃん!!(裏があるって言ったの誰だ)(私です)

・10年後。鎌足は老い、病に倒れていた。そこに天智天皇が見舞いに訪れる。家臣から「天皇ってばずっと心配して気を揉んでたんですよ」みたいなことを言われて、「鎌足がいなければ昼も夜も明けるものか(?)」みたいなことを気安く言う瀬央さんが良かった。すっかり憑き物が落ちて、もとの明るく聡明な人柄に戻ったようで。家臣とも気安い関係を築いているようで。鎌足さんにフォーリンラブで。

・そこに、不比等@咲城けいが塾から戻ってくる。その姿を一目見て、自分の息子だと確信する天智天皇。だけど、鎌足が、よしこが、やすみこが、大切な家族として不比等を大切に育てていることを知り、そのまま鎌足に養育を任せることにする。

・去り際、天智天皇は鎌足の長年の願いであった「名」を、藤原と授ける。鎌足はよしこと共に幼いころ遊んだ猿岩を眺めながら、志が成就したことを喜ぶのであった。

 

・泣く。相変わらずの涙腺弱子っぷり。

 

 

・ところでなんで突然藤原なの、と感じてしまったのですが、私だったら鎌足と中大兄皇子の出会いを藤の木の下とかにするなぁ。安易でしょ。そうなんです、安易なんです。ミドルネーム「アンイ」でもいいくらい。涙腺アンイ弱子

・上でちょいちょい書いている通り、やはりどうにも生田先生がノリノリで書いたと思われるセリフがしっくりこなくてウームと思う個所はありましたが、お芝居の力でねじ伏せていただきました。よかった、べにあーが末永く幸せに暮らせて。いやさかー!

 

・一つだけ誤解しないでいただきたいのは、私にとって生田先生って「惜しい」んです。割と、私自身が元中二病患者ということもあって、割と掠めるの。私のツボからすると、いいセンいってるんです。刺さらないしいたたまれないけど。掠りもしないどころか何も感じないサイトー先生とか、正直見るの辛いな…って感じの正塚先生とは違うんです。(フォローのつもりが批判を展開し続ける宇田川氏33歳会社員独身

・だから、嫌いなわけではないんですけど、セリフ無理だわ~~と思うので正直に書きました、が、気分を害されましたら、平に。平にご容赦を。

 

 

いじょう。

 

次記事はオーシャンズ!