やっぱりねねさまデアは可愛くていとけなくて愛おしい!
ところでこの回を見ながら、いくつかの考察が浮かんでは消え…消えては浮かび…浮かんだものの日数が経ったからほとんど消えちゃったんですが…思い出せる範囲で書きます。
・コンプラチコって個人名じゃなくて団体名だったのか!!!!
この事実に気付くのに5回かかるって…。絶望的な読解力だ私…。
そしてグウィンプレン@浦井くんの口を裂いたのは、コンプラチコの中心メンバーの一人であるハーカーさん。プロローグの船の場面で出てきた、瓶詰にされた告白文を書いたのもハーカーさん。
だけどハーカーさんは正直に自白することもなく、ワペンテイクの拷問で死去されたんですね。なるほど。
・デア@ねねさまがムーア卿@宮原さんに襲われたのは、未遂じゃなかった?
いっくら純真無垢な乙女といえども、未遂であんなに身も世もなく泣きじゃくるだろうか。
そして”涙もいつか乾く”の場面、デアが腰にストールを巻いているんですよね…全編通じてあの場面だけなの。どうしてだろう…ネ…
グウィンプレンの「僕はデアに相応しくない」という言葉も、そう考えるとちょっと納得がいくような、いかないような。どうなんだろう。
ムーア卿と再会したときのグウィンプレンの激怒りも、だとしたら納得がいくのよなぁ。
・グウィンプレンが死を選んだのはデアとの約束を守るため?それとも世界に絶望したから?
議会でのグウィンプレンは、希望にあふれ、自分たち貴族の手で世界を変えよう!と声を上げている。
だけどその想いを一笑に付され足蹴にされて、自分はもはや貴族ではないと思い知る。そしてウルシュス@祐一郎さんの一座に戻る。で、デアが死んだから自分も死ぬ。ここが何度見てもやっぱりわからない。
議会で主張が認められたら、自分の手で美しい世界を作ることができたなら、デアのもとには帰らなかったのかな?そうだとしたら、フェドロ@禅さんの言葉を信じてウルシュスさんに金貨200ポンドが手に渡ったと思い込んだまま、(俺は戻らないけど幸せに暮らせよ、デア)なんて美しい思い出にしていたのかな?
居場所を失くして戻ってみたらデアは死んじゃうし、やっぱりどこにも居場所はない、だからデアとの約束を守ることにした…?それって、どう考えても都合が良すぎない…?
ここのところがしっくりこな過ぎて。どうにかして解明したくて本書を読みたいと思ったんですが古すぎる翻訳(絶版)しかなくて。AmazonのKindleで英訳版があったから買ってみたんですが、これまた英語が古いのと構文が難しいので全然進まないしそもそも原典仏語だしな…なんて思っていたら。
若きお友達が教えてくれたの。 幻戯書房さんで世界文学のシリーズ発刊するってよ!!!
なんというタイムリーな。(6月以降順次発売らしいので、いつになるか分からないけど…)
原本を読むのが楽しみです。
・フェドロの裏切り。とは。
合議の末、「ジョシアナ@まぁさまの希求する未来を阻んだ」ことなのかなぁという一応の結論には達しました。
でもさ。普通に考えてさ。フェドロはジョシアナだけの下僕ってわけでもなさそうだし、ジョシアナを一人の王族として考えると下賤の醜い平民に身体を穢されることを望む異常性癖の持ち主なわけで、その彼女が”ある程度性癖を満たしつつ王族としての尊厳も損なわない”最適解を導いたと思いませんか?
がんばったのに、フェドロ…。ちょっとさ、女王がグウィンプレンに与えた金貨を横領したけどさ…。まるでマナーのなってないグウィンプレンにも丁寧に接して、彼の本当の出自を明らかにして正当な地位につけて、議会での振る舞い方を教えて。なのにさ。。。ひどいよまぁさま。。。。(※禅さんが好き)
これまた原本を読んだら解明される事実かもしれませんので、発売されたら読んでみます。
以上。
そんな感じで謎が深まるばかりの観劇でした。
…あ!!曲は相変わらずめちゃくちゃかっこよくて好きでしたし、なんと御園座は塩田センセがタクト振ってたのでウキウキルンルンでしたよ!!!!
非常に楽しい観劇だったのですが、回を重ねるごとに考察を深めてしまう趣味:深読み、特技:深読みな深読ミストなものでね。それだけです。
あと今回の観劇、人には言えない大ポカをやらかしまして、若き友人に多大なるご迷惑をおかけして土下座待ったなしだったのですが、その件は旅行記のほうで供述したいと思います。
ではでは、次こそアルジェ/エストレ。