二人の男が一人の女を愛し、
三人の女が一人の男を愛した。
見てきました!
この日のキャストはコチラ。
1回しか見られなかったけど、個人的にベストキャスティングで観られたので良かった!
そして私、無知が服を着て歩いているレベルで無知なので全く知らなかったんですが、本作ってアンドリュー・ロイド=ウェバー脚本音楽なんですね!!!
いやーAW版オペラ座の怪人の旋律がところどころ入るから、第三者が勝手に作ったアンサー脚本(なにそれ)かと思っていました。そんなんあるわけないですね。
で…、何がすごいって舞台装置と美術がとんでもない!!!HPみたらオリジナルクリエイティブスタッフってなっていたから、これは本国から持ち運んでいるのでしょうかね…いやー1月くらいの公演のためには作れないわ!
アールデコ的なセットの優雅なラインと、どこかスチームパンク的な風味が、狂騒的な本作の雰囲気は大変に良く完成されていて、いやー…圧倒されました。
日生劇場の二重になった盆(蛇の目って呼ぶんですか?それも今日初めて知った)(無知)も余すところなく使っていて、天井の高さも余すところなく目一杯使っていて、なんなら客席の壁まで電飾されていて、幻想怪奇サーカスとでも呼ぶのか、その観客になった気分でした。
目当てで見に行ったメグ@ゆうみちゃんは本当に本当に可愛くて最高だった…!
ファントムに振り向いてもらうために、自分の体を穢してもスターになろうとしていた彼女…それくらいに、メグはファントムを愛していた。それは、ファントムに愛されて彼に曲を書いてもらえれば自分はスターに、主役になれる、という利己的なものだったかもしれないけれど。
それが叶わないと分かったときのメグがすとんと表情が抜け落ちるのも最高だったなーー…やっぱり早くゆうみちゃん主演の舞台が見たい。それまでの、全方位に媚を売る頭もお尻も軽い女の子から一変するんですよ。怖い~~~上手い~~~~。
ラウル@万里生さんも良かったなぁ。クリスティーヌを愛したけれど、彼女の愛する音楽は全く分からない…その惨めさ、哀れさ。あてつけるようにギャンブルにのめりこんで、借金まみれになり、結局は自分が良さを理解できない(もしかしたら憎んでもいる)妻の興行で生計を立てている惨めな男。しかも結局のところクリスティーヌに愛されてもいなくて、二人の間にできたと思っていた子供はファントムとの子で、なんかかわいそうすぎてバーの場面では涙がこみ上げてきました。私が慰めて差し上げようかな…?(出てくんな)
まあ、正直お話は、いい年した男女が恋愛だのなんだのいつまで言っとるんじゃいという気がしないでもなかったのですけれども(相変わらずの恋愛センサーの鈍さ)、運命に導かれるように愛し合ったファントムとクリスティーヌ、そして二人を取り巻く恋愛模様は興味深かったです。
もう、とにかくパフォーマンスが素晴らしかったので、途中からストーリーはどうでもいいや!となりました。笑 子役くんもとっても素晴らしかった!!!
(曲はあんまり耳残りしなかったです。なんでだろう?
さわりだけ鳴ったオペラ座の怪人の曲のほうがよっぽど耳に残った…)
ではでは…次記事はエルベ!!