∫願い∫ | 嘉禄の①日

∫願い∫



私の名前を呼ぶ声も
私の髪を撫でる手も
私を抱き締めるその腕も

もう無いのだと知った時…今まであった「ぬくもり」が、消えてしまったように全身が冷たくなった…。

今、目の前にいる貴方はまるで子どものように安らかに眠っている。

私が涙を流したら、慌てて抱き締めてくれたのに…

今はもうその胸さえも生きている音が聞こえない。

どんなに泣こうが喚こうが、貴方は二度と目覚めない。

いま願いが叶うなら…
もう一度抱き締めて、私の名前を呼んでほしい……。