うちの近所に石串市場という市場があって、
そこにある果物屋で、トマトを買って来ました。
新鮮で甘くてすごく美味しいです。
実は、そこの果物屋のおっさん、最初は大嫌いだったのです。
一生懸命韓国語を習い、買い物をしている私に、
「なんでそんなに韓国語がへたくそなんだ?」
と言い放ち、そんなこと言うなんてヒドイ!とへそを曲げた私。
それからしばらくおっさんの店に買い物へ行きませんでした。
まあ今考えれば本当に下手くそだったんだろうし、韓国人は正直なんで仕方ないかとも思うのですが。
しかし、そこのおっさんの店、
果物が激うまなのです。
バナナもトマトもりんごも、全部、なんでも美味しい。
おっさんの店の果物を食べた後に、
スーパーで買った果物なんて食べれない!!
ってくらい何でもおいしい。
なので、おっさんは嫌いだけど、
果物目当てで時々買いに行ってたのです。
特に我が子が生まれてからは、
おっさんの態度もよくなり(韓国あるある、子供好きなおっさん)
あるときは、わが子が好きな葡萄を買いに行くと、
さんざん悩んだ顔をした挙句、
「もってけっ!」
と私の自転車の籠の放り込むではないですか。
私が、お金払うから、いくら?
と聞くと、
「この葡萄はいまいちなんだ。こんなので金はとれない!
本当は売りたくないけど、子供が好きなら仕方ない。もってけ!」
と、ただでくれました。
おっさんのプロフェッショナル魂とやさしさに触れ、
そこからすっかり、心の距離が縮まった気がした私。
最近では、店にいくと、
「おお、来たか。しばらく顔見せなかったけど、元気か。」
「子供は元気にしてるか?」
など、世間話までできるようになりました。
今日なんて、おっさん店先で寝てたけど、
起こしちゃかわいそうかなと思って、待ってた私。
そしたらおっさん目を開けて、
「おお、来たのか。久しぶりだな。」
なんかもうここのおっさんを親戚のオジサン並みに
身近に感じている自分がいるのでした。
