どうやったら彼女ができるのか。

そのメカニズムがわからん。

よしんば彼女ができたとしても、どうやったら友達以上に親しくなってゆくのか。

そのメカニズムがわからん。



結局、僕は、人間のことがさっぱりわかっていないのだ。

人が本当のところは何を考えているのかということに思いを巡らせようと試みても、それは見えるわけもなく、見えたかに見える本心も、実のところは本心でないかもしれない。

人間の心はブラックボックスで、その人の行動や発言が、そのまま本心を反映したものであるとは限らない。

どんなインプットに対してどんなメカニズムでそのアウトプットが現れているのかわからない。

だから、人が本心では何を考えているのかなんて、他人が外からいくら考えてもわかるものではない。

もしかしたら自分自身でさえ、わかっていないのかもしれないのだ。



恋愛などという面倒な問題となれば、それはなおさらだ。

誰々のことが好きだの嫌いだの、そんな本来は至極簡単な問題であるはずのことに、人はなんと多くの複雑なる情念を付加させていることだろうか。

その情念の複雑さゆえに、人はその「誰々のことが好きだの嫌いだの」ということさえ、ブラックボックスの中に隠してしまう。

僕の知らないところで、いつのまにかカップルが成立していたり、思わぬ愛憎が渦巻いていたりする。

もはや、さっぱりわけがわからんではないか。

こんなにもわけのわからん人間同士が、ある一定以上の信頼関係を築き得ることそのものが謎である。

ヤリマンヤリチンの諸氏というのは、人間のそのあたりの謎を解いた人達なのかもしれない。


いよいよ彼女ができる気がしなくなってきた、今日このごろである。

あーでも彼女ほしい。