そんな映画があったなぁ～。
でも私が行ったのは
日本の。
名古屋の。
予約がとれないレストラン
数年前、当時のバイト先のマネージャーに
「行ったことある？」って聞かれ。
（知ってる？じゃなく、行ったことある？と。
私なら行ったことあるかな～？と思って・・・と言われたのが
印象に残ってます）
それまで名前も聞いたことなかったレストランでしたが
なぜか、その後から全然つながりのない色んな人から
その名前を聞くようになり・・・。
なんなんですかねぇー、タイミング？
ネットで調べてみたら、まさに「予約がとれない店」でした。
毎年12/1が翌年の予約日らしいのですが、
ここ数年はどんどんと評判が広がり、
1日で
1年分の予約が埋まるとか
ただ、予約を入れられるのも「以前この店に行ったことがある人」という
ハードルがあるため・・・
まずは行ったことがある人を探し
（前述のバイト先のマネージャーに聞けって？
もうバイト辞めたあとだしマネージャーのプライベート携帯なんて知らないもの・・・）
予約専用電話番号を知ることから始まるのです。
でも。番号を知っているだけじゃダメ。
もし運よく電話がつながっても、一度も行ったことがなければ
お店に顧客台帳的な登録がされていないため、予約をすることは出来ないのです。
・・・というワケで。
一度行ったことがある方にお願いして「一緒に連れていってもらう」
そして、自分の番号を登録しなければ「予約」は出来ません。
実は3年前、やっとツテをたどり、知人に頼んで予約してもらおうとしたのですが、
予約日当日、電話は全くつながらず。
翌日にやっとつながったら
「“キャンセル待ち70番目” だと言われたよ。行くのは諦めて」と
言われた経緯があるのです。
そこからもう・・・・・。
心の片隅にはあるけれど、一生行くことはないだろうと思っていた
レストランでした。
ネットで見ると、その評判もさることながら、数々載せられたお料理の写真。
めっちゃ美味しそう。
そして、写真を見ただけでは、何の料理か分からない奥深さ。
ランチとディナーで各2組しかお客をとらないので、
元々入れる人数も少ないのに、
年に何回も行くツワモノ常連組がいるので・・・・・。
新規で行ける人は本当に少ないんじゃないでしょうか？？？
それが。
なんと。
すごい身近な友人が・・・・・
Facebookで。
「急きょキャンセルが出て。
今週土曜にトゥ・ラ・ジョア行くんですけど、誰か行きます？」
のコメントしてたのです。
・・・・・週末なのに、仕事が入ってなかった奇跡。
もう
速攻 「行きたいぃぃぃ～！！」
てなワケで。
念願叶って 行ってきました。
聞きしに勝る
すばらしさ。
世界一高いと思う・・・・・(笑)
タラバガニのプッチンプリン
上はキャビア・・・・
本当にプッチンプリンの容器なの。
なんちゅう遊び心。
一番最初に出てきたコロッケのようなこの一品は
衣がカラスミで、中身が海老芋とウニ！！
隣の泡はベーコン（！）
深すぎる。
大好きなお肉だけど「短角牛」ってなぁに！？
ビーフコンソメも絶品だったけど、
「下から引きずり出して」と言われたのは松茸！
まだ他にもいっぱいあってお腹もいっぱいになったけれど
それよりなにより胸がいっぱい。
食べログでもいろんなブログでも皆さんが絶賛している
&毎年どんどん予約が取れない・・・のがよーく分かりました。
私は美味しいものを食べるのが大好きだけれど
ジャンクフードもコンビニパンも食べるし、
すごーくすごーく「こだわり」があるわけではない。
でもここの料理はフレンチだとか、イタリアンとか和食とか
関係なく。
「料理」を「楽しめる
」場所だと感じました。
１つの食材に膨大な手間をかけて、味も深みも出していく。
シェフが自らを「美食クリエーター」、レストランを「アトリエ」と称するだけあって
ここで出される料理はまさに「作品」なんだなぁと感じました。
そして・・・・・この料理はおいしい「ワイン」とめっちゃ合う。
みんなで乾杯スパークリング、白・赤ワインと。
4人でボトル3本空いてましたよ。
私はお酒はあまり得意でないので、乾杯直後から頭がクラクラして
食事後はすっかり真っ赤っ赤ですが(笑)
須本シェフありがとうございました！！
12/1の予約日は全く電話つながらないらしいんですけど
もう一度行ってみたい！！