ジムカーナ実況しながら思う・・・自分のアナウンサータイプ。 | MCワカのしれっと徒然。

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2022年4月から1年間の海外移住なう

今日は

【JAF中部ジムカーナ選手権 第8戦】

年間通して中部エリア各地で開催されている選手権ですが

今回が最終戦です。

シリーズランキングが決まり、チャンピオンが決まるのです。

(すでにそれまでに確定しているクラスも多いけれど・・・)



ちなみに写真は「慣熟走行」の様子。






最近はレース関係者だけでなく、いろんな方に

このブログを見てもらっているので、

レース話も分かりやすく解説を入れていけたら、と

思っているのですが。


【ジムカーナ】というのは

舗装路(※)であらかじめ決められたコースを1台で走行したタイムを競います。

※オフロードで行うものは「ダートトライアル」

スキー場やアウトレット駐車場クラスの広い舗装エリアにパイロンを置いて

全てパイロンのみで行う場合もありますが、

幸田のようなミニサーキットで開催の場合は、元々あるコースを生かして

コース内にターンセクションやスラロームを設置します。


ただ。

選手にコースが発表されるのは「当日の朝」なので、

(得意な方も多いとは思いますが)

この平面図の線と矢印を見て、実際のコースと

照らし合わせ、歩いてコースを覚えるのです。

パイロンは右周りなのか、8の字なのか…S字なのか…。
歩いて頭にいれる、というわけ。


96名がエントリーをした今回。

(欠席も3名いましたが、それでも93名×2回のアタック)

クラス毎にどんどんスタートしていきますから・・・

終始喋りっぱなしになるけれど、

1台づつ(コースの半分を通過したら2台目がコースイン)

走行しているのだから、ここで休んでいい、という時間帯はないわけで。

なるべくミスのないように実況していくのですが

1ヒートだけで1時間15分。

しかも選手名と中間タイムと総合タイムと順位を伝えているだけで

精いっぱいだというのに……


第1ヒートSC・Dクラストップの#94車両。

市販車に混ざって、こういう車も走ってます。

お昼休み中ももう一度慣熟歩行を行い、

第2ヒートへ臨む選手たち。


2本走った中で、早い方のタイムが採用され、

順位が決定するので、順位が結構変わったりするわけで。

2本目は1本目の中間・総合とその時の暫定1位や

他の似かよった中間タイムを出した選手と比較しながら

実況をするので、話すことが倍以上に。


私は競技あがりのアナウンサーではないので

実況は「走り」を見て、ではなく、完全に「データ」を見て、に

なってます。

1回でいいので競技者の方を解説につけて実況したい(笑)

でも1人の選手に実況としてかけられる時間って45秒前後。

解説まで付けようとすると、かなり忙しくなっちゃう・・・


でも走りを見ての実況の方が臨場感もあるでしょうし

(もちろん私も「走り」は見てますよ、ただその走りを解説する能力がない)

全日本のジムカーナ実況は結構スキルの高い方が多いので

(自分も競技やってたり、選手のパーソナルな情報をよく知っていたり・・・)

見ていて面白いんですけど、自分のジムカーナ実況は

何年経っても上手に出来ないというか、自信が持てないというか・・・

面白い実況ではないだろうな、と。

これはもう仕方ないことなので、せめてタイムや順位を正確に伝えるしか

やることはない・・・。


一口にレース実況といっても、タイムアタック方式の実況や

耐久レース方式の実況でやり方は違うし、

お遊びレースか真剣レースか、でも違うでしょうが。


バラエティのアナウンサーと、報道のアナウンサーの違い、みたいなものですかね。


私がどっちか・・・って!?

そりゃバラエティのアナタイプですよ!

きっちり決められた原稿を読むほうが苦手です。


あ。

バラエティ・ファジー担当(要するに適当。行きあたりばったり)なのに

本領が発揮できないから、ジムカーナ実況は苦手意識があるのかも。


今年はもうジムカーナ実況はありませんが、

来年も機会があったら、また少しづつカスタマイズして、

面白くはないけど、競技者の皆さんに分かりやすく

正確な実況が出来るよう頑張ります。


シリーズポイントまでお伝えしておきながら、表彰式で

あまり触れられずにごめんなさい。

(シリーズ表彰は、来年のあたまに楽しんでくださいね)