熊本出張帰り、福岡まで足を伸ばし、
九州国立博物館で会期中の
「阿修羅展」を見てきました。
最初は東京・国立博物館での展示に行く予定でしたが、
行きそびれたので
(阿修羅像が360度四方八方から見られる機会はまずないし)
今日しかない!!と思いまして………
最寄り駅での最高待ち時間160分！の表示に
ちょっとビクビクしながら会場へ向かいましたが、
待ち時間は120分に短縮されていました。
しかも列に並んでみたら案外サクサク進みまして、
結局1時間ちょっとで入場。
入り口で黒木瞳さんナレーションの音声ガイドをレンタルし、
展示品の前に示された番号で
どんどんと解説を受けていきます。
そして入場してほどなく
待望の阿修羅像とご対面！
事前に特集番組などで
何度も目にしてはいましたが、
やっぱり本物は違う！
華奢で憂いを帯びた
「阿修羅さま」からは
何とも言えぬオーラを感じました。
エネルギーに溢れる、とか
パワーみなぎる、という仏像と違い、
ただそこにいらっしゃるだけなのに
すべてを受け入れるというか許されるような……
「静けさの中にある決意」的なものを感じ
見ていて吸い込まれるようでした。
何度も阿修羅さまの周りを回って
色んな角度から目を凝視しました。
写真やテレビで見慣れた正面の顔でも
角度によって違った印象を受けるし
左右・後面も含めて足元までじっくり見ることが出来て
本当によかったです
その他にも八部衆や十大弟子
四天王など見ごたえ十分で、大満足でした。
(余談ですが、音声ガイドは十二分に楽しめました♪)
東京・九州での展覧会を終えれば
たくさんの像たちはいよいよ興福寺に帰山。
来月半ばからは「お堂でみる阿修羅」展も開催予定です。
通常とは違う
仮金堂・北円堂(この建物自体が国宝)が
開扉されての特別展示は
照明デザインを取り入れて拝観出来るそうですよ。
来年はいよいよ「平城遷都1300年」だし、
静かに盛り上がる奈良で、仏像を愛でる、のは
いかがですか～？
※私は結構昔からお寺巡り等好きなのですが、
今回、阿修羅展の賑わいを見て、
日本人ってこんなにも「仏像好き」だったのか？って事に
少々ビックリ…