関東へ仕事で行った翌日、日程を合わせて
母と伯母の3人でこの4月に新しく建て直された
『歌舞伎座』
に行ってきました。
日本舞踊をやっている母の影響もあって、
私は学生時代から歌舞伎などの伝統芸能が好きで
(大学も日本文学科だったので、授業でも見たし)
大人になってからも
能や狂言の舞台も結構観劇しています。
でも日本の伝統芸能は、『内容が解りづらい、難しい』など
敷居が高いイメージも強く、若者の興味が少ないのか
ファンの高齢化が進んで将来的な見通しが不安視されている、
という話もよく聞きます……
確かに。
実際に歌舞伎座へ足を運ぶと母と同世代か
それ以上の女性が6割か7割以上…
男性もいらっしゃいましたが驚くほど少なかった…
そして。
私と同世代くらいの方はちらほら見かけましたが、
20代らしき方は残念ながら幕間やロビー、
私の席の周りでは一人も見かけなかった現実。
(いらっしゃったとは思いますよ!)
やはり『ファンの高齢化』は紛れもないようです。
ただ。
その危機感は関わっている方々が
重々感じていらっしゃるでしょうし
私はどうしたら~と憂うのではなく、
1ファンとして演目を素直に楽しみたいと思っています。
だって、実際に見に行ったら、やっぱりすごくよかったんだもの。
7年前、母が演じた、思い入れのある『京鹿子娘(二人)道成寺』
坂東玉三郎さんと尾上菊之助さんが
二人で白拍子花子を演じる舞踊が美しくて艶やかで!
…感動しました。
こけら落としにふさわしいアドリブめいた
笑いを誘う台詞もあって面白いし
この歌舞伎座ではイヤホンガイドや
字幕案内モニターなどを有料貸出するシステムもあり
(今回はストーリーを知っている演目だったので借りませんでしたが)
予備知識がなくても楽しめるようになっています。
でも敷居が高いと言われるだけあって、
チケットは高い(笑)
一部(各2~3演目)で一等席は2万円。
1日3部、全7演目を一等席で見ると6万円にもなってしまいます。
ただ、今は一幕(1演目)分だけの『幕見席』なるものも登場したし
3階席からの観劇も全体を見渡せていいと思います。
こちらなら値段もお値打ちですし、
こけら落とし公演は何より役者さんはじめ
舞台に上がる全ての方の気合が違う!
一見の価値あり!
興味ある方は幕見席辺りから見に行くのもおすすめです♪
※今回は端だったけれど、3列目だったので
京鹿子娘道成寺では必ず振る舞われる
をGETしました!
めちゃいい記念ッ!
私自身、歌舞伎観劇は久々だったのですが
また熱が高まったかも♪