随分と遅くなってしまいましたが
Dear Andersen「ディア・アンデルセン」
無事に終演しました!



去年末にやると決めて突っ走った
アンデルセンがとうとう終わったね。

私の中で夢ミルがようやく終わったような感覚。
終止符を打てたような気がします。

受け入れるしかなかった解散。
今は、解散して歩んで良かったんだと
受け止められている気がします。

叶えてくれた皆に心から感謝しています。


本番を、桂司さんにも観て貰えたし
初代カイ役と、初代マッチ売りの少女役兼母役にも
夢ミルの他作品の出演者にも観て貰えたし
なんだかんだでハッピーな日々でした。




裕也がハンスやるって決まったのは
めいとーでん稽古期間中だったので
鬼丸のセリフとハンスのセリフが真逆になるなーって
個人的にはワクワクしていたし大事だなって思ってた。

鬼丸と童子が魑魅魍魎が現代人には見えない話をしているシーン。

童子「信じないから見えないだけなのにな」
鬼丸「そして見えないからまた信じない」

という、私のオリジナル部分なんだけど。

ハンスはね「見えるものが全てなんだ」
って言っちゃうんだよね。
そこにある幸せや愛を信じないから見えていない。

あー、こういう繋がり大好きだ(笑)


裕也にハンスをって推したのは
こういう役も経験して欲しかったし
主役の任務、から色々と学んで欲しかったから。

可愛い役だけじゃ、いつか飽きられる。
いい芝居をする子だし、その芝居の幅を
どんどん広げて欲しいと思ったのです。

あと直感ね。
裕也にならハンスを任せられる、と。
夢ミルでありつつ、夢ミルでないハンスを。
なんとなく思ったんだよね。

ぐんっと成長してくれた。
今後もどんどん成長していくんだろうね。




convenienceの書き下ろし主題歌「扉」の歌詞は
セリフと見事に合致しまくってたでしょ。
でも、簡単なあらすじと曲の雰囲気、
あと私の好きなシーンしか伝えてないのです。

一番感動したのは
「そういえば下ばり向いてまだ君の目を見たことなかった」
ですね。

リーボアの「私の目を一度も見たことないんですよ」
という超大事セリフと一緒!

しかもこの歌詞が流れる時は
ハンスが周りの皆を見渡すっていうね。
んもー、桂司さん天才!!

図らずに意図されるセンスって凄い。

しかも宣材の写真には鏡が背景に写ってるし。
ジャケットまで完璧ですわ。



私の自負に過ぎないかもだけど。
夢ミルが続いていたらあり得なかった方々が
出演してくれてスタッフしてくれたと思う。
convenienceなんてまずないしね。
お客様もそう。
一般のお客様がこんなに観てくれた。

本当は夢ミルで見たかった景色だったけど
夢ミル解散があったからこそだとも思う。

私は夢ミルに何も出来なかったって思ってた。
解散から5年経ってようやく何かを残せたのかな。


10年来の付き合いがあり夢ミルを知ってる
劇場主の榊原さんからも嬉しいお言葉を頂いた。

うん。
きっとまた夢ミルやると思う。
でもそれは、やりたいから、だけで。
面白いし素晴らしい作品だから、なだけ。

でも、夢ミルの名前を刻むよ、私達が。
私達にしか出来ないと自信を持って。


アンデルセンだってまたやりたい。
まだ叶えてない野望が残っているし。



今回、先行予約のチケットは
クリスマスカードみたいにしてみた。
こういう手作り愛は変わらずに大きくなりたいね。

パンフレットに皆が書いたメッセージタグ。
ランダムに貼ってみたけど、
こういうお楽しみ感も大好き。



次は直斗と裕也の舞台バサラがあるね。
稽古、頑張ってるみたいだし
原作は人気作品だし劇場はキャパ500人だし。
もう、うわぁって感じなんですよ。





アンデルセンは終わったけど、
舞台ひとつ終われば、また次が始まる。
次があるって、本当にありがたい。



12月に霜月の再演が決まりました。
夏頃に希望的な意味で決定してたけど
いよいよ本当に再演する事になりました。
いや~、今からドキドキしますね(笑)
まだ一年あるよ。
本当にやるのかな。
やりますけどね。


その前に、3月くらいに1本やるはず。
前々からやりたかった作品を。
超コメディーです。



ひとつひとつ楽しみたいね。



そうそう。
ふぁにさんもクリスマス仕様だったんです。
皆、気付いてた?(笑)






ちづる。