今日は、明日観劇予定だった宝塚歌劇の『龍星』が仕事の為観劇できなくなったので、

知り合いにチケットを譲りにお茶の水まで出かけた。


帰宅後、ニュース侍を見る。


16日のONLY ONE(AtoZ格闘美合同開催のトーナメント)のもようがやっていた。

メインは、格闘美登場後ヒールになりつつあるドリームキャッチャー勢のHikaru VS 堀田。

この試合が私の中で様々な疑問を呼ぶ試合だった。


試合経過を説明すると、無制限1本勝負でおこなわれ、堀田のコールと同時にHikaruが奇襲。

ここで堀田流血。

その後、Hikaruがイスを持ち出し堀田はおかえしとばかりに鎖をリングに持ち出す。

ケンカマッチになり止めに入ったレフェリーを突き飛ばす。


ここで終了のゴング。両者反則の裁定。


※リングアナがONLY ONEルールでは凶器をリング上に持ち出した時点で反則と説明する。


収まりのつかない堀田はテーブルに座る、主催者?代表の髪をつかみ、

『プロレスはルールがあってないようなものだ。熱くなれば良いじゃねーか!』

無理やり再試合を促す。

主催者は『今回だけです。』と言い再試合。


再試合は近年稀にみる激しいケンカマッチで両者流血の殴り合い状態。

結局、堀田がHikaruをライガーボムで沈めた。


コレを観た人はどう思ったのだろうか?会場は盛り上がっているように見えた。

しかし私はこの試合を良いとは思えなかった。


凶器を持ち出した時点で失格というルールだったのに、主催者の『今回だけです』の一言で覆された点と試

合そのもののスタイルが好きではない。


トーナメントの1回戦にもかかわらず『ルール』が覆された。

じゃあ最初から普通のプロレスルールでやれば良いじゃんと思う。

確かにイス攻撃で反則負け・両者負けは良く観る。

『プロレスはルールがあってないようなもの。』という発言は、私からすれば信じられない発言だ。

真のルード(ヒール)はレフェリーの見えないところで反則を犯すから面白い。

そこでウマさが問われると思う。

反則裁定なしのノーDQマッチ以外はルールは厳粛に守るべき。

しかも簡単にルールが覆るのであればレフェリーはいらないし簡単に裁定が覆されるのであればトーナメントにする意味もないし大会の開催自体意味の無いものになってしまう。


『熱くなれば良いじゃねーか!』という事を言っていたが、確かに流血戦などは盛り上がる。

そりゃあ誰だって血をみれば興奮するし激しい試合を実感できる。

でも、何か違う気がする。

ただ殴り合って蹴りあってというスタイルもある。

しかし今回のはどうみても、ただの『醜いケンカ』にしか見えなかった。

プロであればプロレスの技術で魅せて欲しい。

最近は技術がないのかわからないが、場外へでの攻撃やイスを使った攻撃、客席に放り投げるなど、

女子は特に安易に凶器や道具に走る選手が多すぎる。


お決まりのコール時の奇襲・お決まりの場外乱闘・お決まりの客席への放り投げ・お決まりのイス攻撃・そして反則裁定・両者反則からの再試合。。。。


客も、もうわかっている。ワンパターンだと。


ひどい時は毎試合客席への放り投げをやる団体もある。


デスマッチもTLCマッチも想像と工夫次第で新しくなる。

大日本の伊藤やECW勢が作り出して来たように。


なんだか最近、先が見えてしまう女子プロレスにうんざりしてきた。