25日に行われた格闘美のもようをスカパーのニュースで見た。

この日はAtoZ・JDスター・ドリームキャッチャーが業務提携を結んだ後の初めて格闘美。

(少々ややこしいが、JDスター主催の興行が格闘美で今後はAtoZ主催の興行はAtoZというタイトルになる。3グループの選手が格闘美にも参戦する興行もある。)


業務提携会見の時にドリームキャッチャー(高橋・Hikaru・前村)は初回の格闘美には参加せず、試合を見せてもらってから決めると言った通り視察に訪れていた。


格闘美とは、JDスターが新木場1stリングを拠点に今まで継続的に開催していた大会である。

そこへこの日から業務提携によりAtoZ勢とフリー勢が加わる合同興行となった。


JDスターの中心人物『桜花』は23日の試合で怪我により欠場。

これによりJDスター所属選手は2名しかいない状態での大会となった。


メインの試合後、桜花がドリームキャッチャーに『どうでしたか?』と投げかけた。

Hikaruは『どうもこうもないでしょ?熱い相手がいましたか?』とファンに聞く。

そこで堀田が登場。

桜花を無視し、Hikaruが堀田に食ってかかる。

桜花は『そういう事は他のリングでお願いします。』と一喝。


ここまではよくある話だったがその後のコメントが気になった。


Hikaru『おまえら基本がなってないんだよ!』

『格闘美はお遊戯会』


前村『こんな寄せ集めで何が楽しいんですか?』

『つまんなかった。お客さんが異様。』


高橋『お客さんがわからない。プロレスを観たいのか?女の子を見たいのか?』

客に向かって『このオタクども!』


うーむ・・・

アオリであって欲しいが、お客さんに向かってオタクども!は無いと思った。

確かに格闘美に来るお客はオタク度が高い。

でも業務提携したのだから自分達のお客にもなるはず。

基本がなってないという発言もどうかな?

自分達を上に見せる必要があるのだろうか?


少なくとも格闘美・JDスターは新木場というホームを持ち、毎週興行をかさねてここまで来た。

100人~300人程度だが毎週客を集めているし、

レベルが低い・アイドルレスラーばかりが注目されるなど言われてきたが、それを求めてくるファンもいる。

所属選手は給料をもらってやっているので、どっかの誰かのようにアルバイト兼レスラーではない。

基本ができてなかろうがアイドルレスラーと言われようが毎回興行を打ちそれなりの人を集めているところは評価できる。

団体も無い・リングも無い・アルバイトしないと生活できない・・・

これのどこがプロだろうか?

彼女達のほうがよほどプロである。


全女勢・AtoZ勢・ベテラン勢は一度プライドを捨てたほうが良い。

本気で0からプロレスを考えられる人でないと今の悪化するプロレス界を変える事ができない。


今はマイクより試合を見せるべき。

西尾はAtoZだが、『西尾個人を見せているので群れる必要は無い。どこのリングでもそれは同じ』とコメントした。

このように、今の状況をうっすら理解しているレスラーが一人でも多く出てこないと全体は変えられない。


寄せ集めの団体になってしまうのか、良い刺激となり化学反応を起こすのかどっちに転ぶかで、

業界全体の流れが変わる。将来、団体を創る側としてこれからも注目したい。