■インセプション

産業スパイのドム・コブ(レオナルド・ディカプリオ)は日本の海岸に流れ着く、気絶する前にコブが見たモノは2人の子供が砂遊びをする姿だった。
砂浜で倒れているコブを銃装備の警備員が見つけ連行する。連れてこられた処にはかなり老いた男が座っていた。
老人は、「私を殺しに来たのか?」とコブに問う。コブは「私はあなたの遠い昔の友人で、あなたを連れ戻しに着た」と答える。

次のシーンで新幹線に乗る斉藤(渡辺謙)とコブとその仲間がいる。
彼らはインセプション中であった。
(インセプションとは、ターゲットの夢の中に入り込み潜在意識から対象データを盗み出すことをいい、コブらはその専門集団である)

やがて斉藤以外の全員が覚醒し、次の京都で降りることになる。
コブは斉藤のライバル会社から斉藤をインセプションし情報を盗み出す様に依頼されていたが失敗。
依頼者に見つかると殺される可能性があるため、日本国外に逃亡しようとしていた。
ホテルの荷物を急いでまとめ、屋上からヘリに乗ろうとしたとき、そのヘリには斉藤とコブの仲間が乗っており、
その仲間がコブを裏切っていたためにインセプションが失敗したことがわかる。
斉藤はコブに我が社のライバル会社に対するインセプションを依頼し、その報酬としてコブらの安全とコブのアメリカ入国を約束する。
何故ならばコブは殺人容疑でアメリカの指名手配者になっており、実家に残した子供達への思いが募っていたからだ。


・・・コブたちは、斉藤の依頼の仕事を無事に完了することができ、コブは子供達と再会できるのか?初めにコブが会った老人は誰なのか?



<<<<<  ここからはネタバレです。  まだ見てないかたは見ないで下さい。  >>>>>









大企業の会長モーリス・フィッシャー(ピート・ポスルスウェイト)が死亡し、跡取り息子ロバート・フィッシャー(キリアン・マーフィー)が移動するとこを狙うため、斉藤は、ロバートの自家用ジェットを点検修理として使えない状態にし、代替えの移動手段である航空会社自体を買収して計画を進める。

そして、実際にモーリスが死亡した日に計画は実行された。
インセプションは、
  現 実:B747のファーストクラスのシート
  1段目:ロバートの夢の中 - ここでインセプション対策プログラムが働き、コブたちはロバートの護衛の強烈な攻撃を受ける。
  2段目:ロバートの夢の中 - ホテルの中にいるロバートにコブが近づき、「私はあなたの夢のインセプション対策プログラムの護衛だと言う」
  3段目:ロバートの夢の中 - 白銀の世界、山麓にある要塞にロバートの父(会長)の秘密が隠されており、それをコブたちの力を借りて得ようとする。
  ====== ここまでは予定のミッション
  4段目:コブの夢の中   - 朽ち果てた高層ビルが海辺に着きだしている場所の海岸からロバートを探しに行く。
で構成され、段階が深くなるにつれ、時間の流れが遅くなっていく。またインセプションの中で死亡すると現実世界では植物人間状態になってしまう。

1段目で、斉藤がロバートの護衛の銃弾を受け負傷する。斉藤が死ぬ前にミッションを終了させなければならない制限が発生する。
逃走中のバンの中で2段目のインセプションを行うが、カーチェイスは続く。
2段目は、わりと素直にロバートをのせてインセプションすることができたが、留守番のアーサー(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)がロバートの対策プログラムの護衛と1人戦う。
3段目では、コブたちが要塞の護衛を引きつけ、その間にロバートが父の秘密を隠している部屋に侵入しようとする。
しかしあと一歩というときに、死んだはずのコブの妻であるモル(マリオン・コティヤール)が現れロバートを射殺してしまう。
コブはそれを知りながら、モルを撃つことができなかった。
このままではミッションが失敗してしまうため、コブは第4のインセプションを行い、そこからロバートを救い出そうとする。
4段目では、妻のモルがコブを待っていた。同行したブロンド(タルラ・ライリー)はロバートを救い出し先に3段目に戻る。
しかしコブはなかなか戻って来なかった。
1段目の世界では、追ってから逃れるために車を橋の欄干から海に落としてしまう。
2段目では1段目の車の落下により無重力状態になりぐるぐる部屋が廻っている。
3段目ではここでも負傷した斉藤が死んでしまう。一方ロバートはAEDのショックにより生き返り父の秘密を解く。

・・・これら4段の夢のシーンがランダムにちりばめられているので、ちゃんと見ていないと訳がわからなくなるかもしれないが、内容は上記の通りです。

そしてシーンは冒頭の老人とロバートの会話に戻る。そう、老人は斉藤であった。

ファーストクラスのCAがあと20分で着陸すると乗客に告げていた。
アーサーを含めコブの仲間とロバートが覚醒していく。そして斉藤も目を覚まし、慌てて受話器を取りどこかへ連絡する。
最後にコブが覚醒し、B747は目的地に到着する。
アメリカへの入国。コブは恐る恐るパスポートを提示するが、あっさりと入国を認められる。

実家に帰ったコブは、子供達を抱きしめた。



・・・非現実感、物理的にあり得ない設定なのに上映時間だけが長く何を訴えたいのかわからない...
   私的な意見ですが、「はっきり言って見る価値なし」の映画でした。

   inception(初め,発端)だが、冒頭の話しは時系列的に終盤である。まぁ~夢の話しなんだから何でもあり!って言われればそれまでですがw


上映時間:2時間30分
2010年/アメリカ