「宗教」が不幸生む現実直視を 京都仏教会研究会で野田正彰氏 オウム・旧統一教会論じる

 2024年7月17日

 

 

京都仏教会「宗教と社会研究実践センター」の研究会が10日、「オウム真理教から統一教会へ」をテーマに臨済宗相国寺派大本山相国寺で開かれ、精神病理学者の野田正彰氏が旧統一教会のマニュアル化された勧誘テクニックを詳しく分析した。野田氏は、宗教が利用され多くの人々を不幸にしてきた現実を伝統教団などは直視すべきだと訴えた。

 

野田氏は旧統一教会やオウム真理教が社会的問題となった現場に長年関わり、精神病理学者の立場で信者らと接してきた経験を回顧。「オウム真理教は統一教会の方法をまねてきたといえる。大きな社会的事件としてはオウムが先行したが、方法的には統一教会がルーツだ」と論じた。

 

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