マンガ制作 モノを造るとは(2)
■このカテゴリーでは、わりとマジメにマンガ制作について語って行きたいと思います。
関連リンク > マンガ制作 モノを造るとは(1)
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前回、モノを造るとは、
「入力(インプット)」→自分のフィルターを通す→「出力(アウトプット)」
という行為の連続で成り立っているというお話をしました。
「イラストを描く」という作業を例に一連の流れを確認してみます。
■インプット作業
第一は他の絵を見る、ですよね。
他にも自然の色彩を参考にしたり、アート展に行ったり、広告も参考になります。
写実的なものを表現するなら、人の身体の構造をよく見る、建物の構造をよく見る、など。
他にも色んなインプットが必要でしょうね。
■自分フィルター
自分フィルターとは何か。カンタンです。
それを見て、考えて、自分がどう思ったか、感じたか、です。
どんな絵を描きたいか。イメージを頭に浮かべます。
モノクロか、カラーか決めて、絵の具がないのでパソコンで、などツールを決めます。
■アウトプット作業
実際に描いてみます。
頭の中にはちゃんと描けていたはずなのに、上手く描けない事もある筈ですが少しずつ修正を加えて、
イメージに近づけていきます。
一つのイラストが描けたら、それはもう制作・創作活動。
それが「モノ造り」です。
以下のパターンも多いのではないでしょうか
「インプットは出来ているがアウトプットはしない」
「インプット不十分でアウトプットしている」
この二つが悪いと言っているのでは決してありません。
ただのパターン、タイプのお話です。
たとえば私の上司は「インプットは出来ているがアウトプットはしない」人です。
「こういうシーンで必要なオシャレな●●(制作物)を造ってほしい」
という依頼が上司から来ます。
彼は自分では造ることは絶対にできないと言います(私は人の可能性は無限だと思うので出来ないという断言はしません)が、普段「こういうシーンで必要なもの」や「オシャレな●●」をちゃんと注意深く見ているのです。
なので私がラフを制作した段階で
「こっちの方向性だね」「これはイメージと合わない」
などの判断が出来るのです。
編集さんや、ディレクターさん的な人はこのタイプですね。
「インプット不十分でアウトプットしている」
これは二つ言えると思います。一つは不十分な知識のみで制作をしている人。
たとえばスポーツについて語る時、ルールを知らない人が語るのはナンセンスですよね。
もう一つはタイプというか、モノを造るひとに陥りがちな状態の事です。
インプットするヒマなくアウトプットを続けるという事ですね。
自分の中の情報(想いや経験)を吐き出し続けて、最終的に枯渇したような状態になってしまう。
マンガ家さんでも描かなくなる人が多いのは、外部的要因だけではなく内部的要因も大きいと思います。
(制作する人の精神状況はまたいつかお話ししたいと思います)
ここまでのお話で「自分はこのパターンかな?」
と当てはまるものが見つかったでしょうか?
まだまだ導入編でまどろっこしいですね(私が) 具体的な例を元に話していきましょう!でもまた今度。
関連リンク > マンガ制作 モノを造るとは(1)
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前回、モノを造るとは、
「入力(インプット)」→自分のフィルターを通す→「出力(アウトプット)」
という行為の連続で成り立っているというお話をしました。
「イラストを描く」という作業を例に一連の流れを確認してみます。
■インプット作業

第一は他の絵を見る、ですよね。
他にも自然の色彩を参考にしたり、アート展に行ったり、広告も参考になります。
写実的なものを表現するなら、人の身体の構造をよく見る、建物の構造をよく見る、など。
他にも色んなインプットが必要でしょうね。
■自分フィルター

自分フィルターとは何か。カンタンです。
それを見て、考えて、自分がどう思ったか、感じたか、です。
どんな絵を描きたいか。イメージを頭に浮かべます。
モノクロか、カラーか決めて、絵の具がないのでパソコンで、などツールを決めます。
■アウトプット作業

実際に描いてみます。
頭の中にはちゃんと描けていたはずなのに、上手く描けない事もある筈ですが少しずつ修正を加えて、
イメージに近づけていきます。
一つのイラストが描けたら、それはもう制作・創作活動。
それが「モノ造り」です。
以下のパターンも多いのではないでしょうか
「インプットは出来ているがアウトプットはしない」
「インプット不十分でアウトプットしている」
この二つが悪いと言っているのでは決してありません。
ただのパターン、タイプのお話です。
たとえば私の上司は「インプットは出来ているがアウトプットはしない」人です。
「こういうシーンで必要なオシャレな●●(制作物)を造ってほしい」
という依頼が上司から来ます。
彼は自分では造ることは絶対にできないと言います(私は人の可能性は無限だと思うので出来ないという断言はしません)が、普段「こういうシーンで必要なもの」や「オシャレな●●」をちゃんと注意深く見ているのです。
なので私がラフを制作した段階で
「こっちの方向性だね」「これはイメージと合わない」
などの判断が出来るのです。
編集さんや、ディレクターさん的な人はこのタイプですね。
「インプット不十分でアウトプットしている」
これは二つ言えると思います。一つは不十分な知識のみで制作をしている人。
たとえばスポーツについて語る時、ルールを知らない人が語るのはナンセンスですよね。
もう一つはタイプというか、モノを造るひとに陥りがちな状態の事です。
インプットするヒマなくアウトプットを続けるという事ですね。
自分の中の情報(想いや経験)を吐き出し続けて、最終的に枯渇したような状態になってしまう。
マンガ家さんでも描かなくなる人が多いのは、外部的要因だけではなく内部的要因も大きいと思います。
(制作する人の精神状況はまたいつかお話ししたいと思います)
ここまでのお話で「自分はこのパターンかな?」
と当てはまるものが見つかったでしょうか?
まだまだ導入編でまどろっこしいですね(私が) 具体的な例を元に話していきましょう!でもまた今度。
マンガ制作 モノを造るとは(1)
■このカテゴリーでは、わりとマジメにマンガ制作について語って行きたいと思います。
単純なマンガの制作手順は他のサイトさんでも語られると思いますので、
それとは別のアプローチで展開して行きます。
第一弾はマンガ関係なく「モノを造るとはどういう事か」です。
■今はブログを書いている方も多く、「創作」「制作」活動の敷居は低くなったように思います。
もちろんそれでも「自分には創作、制作なんて、とても」という方も大勢いらっしゃいますよね。
モノを造ったことがない人にとっては、造る技術を持った人は
自分には絶対に出来ない凄い事をやっている人と思いがちです。
かくいう私も、音痴で音楽センスもないので作曲家や歌い手さんをたまに神のように感じてしまいます。
マンガも多くの一般の方には異形の技術のように思えるのか
「どうやったらこんなの書けるの!?」
「どんな時に思いつくの!?」
とよく聞かれます。(私が作ってるモノがそんなたいしたものかは別の話で)
今からするお話はどんな人間にも共通する原理だと思っています。
■創作活動をしていない方でも「何となく妄想や、空想は昔からしている」という人も多い筈。
また「音楽を聴くのは好き」「美術館によく行くっす」「お笑い大好き!」もいますよね。
この何かを見る、聴く、想う、考えるという行為は全て
「入力(インプット)」作業です。
■ブログを運営していている方で
「想うままに、何も考えず書いているよ」という人も多いかと思います。
また「ラクガキ程度の絵なら描くよ」「カラオケは行くで」「友達や同僚なら笑わてるな」という人も。
この何かを書く、描く、発する、という行為自体が自分の考えを吐き出す
「出力(アウトプット)」作業です。
モノを造るとは、性質により工程は異なりますが、
要は
「入力(インプット)」→自分のフィルターを通す→「出力(アウトプット)」
という行為の連続で成り立っていると思います。
簡単に表現した表が下図になります。
※注・もちろん私個人の考えですし、科学的根拠はありません。またジョンは茂木健一郎さんのご本が大好きで影響を受けています。
さて、長くなるので続きます。
単純なマンガの制作手順は他のサイトさんでも語られると思いますので、
それとは別のアプローチで展開して行きます。
第一弾はマンガ関係なく「モノを造るとはどういう事か」です。
■今はブログを書いている方も多く、「創作」「制作」活動の敷居は低くなったように思います。
もちろんそれでも「自分には創作、制作なんて、とても」という方も大勢いらっしゃいますよね。
モノを造ったことがない人にとっては、造る技術を持った人は
自分には絶対に出来ない凄い事をやっている人と思いがちです。
かくいう私も、音痴で音楽センスもないので作曲家や歌い手さんをたまに神のように感じてしまいます。
マンガも多くの一般の方には異形の技術のように思えるのか
「どうやったらこんなの書けるの!?」
「どんな時に思いつくの!?」
とよく聞かれます。(私が作ってるモノがそんなたいしたものかは別の話で)
今からするお話はどんな人間にも共通する原理だと思っています。
■創作活動をしていない方でも「何となく妄想や、空想は昔からしている」という人も多い筈。
また「音楽を聴くのは好き」「美術館によく行くっす」「お笑い大好き!」もいますよね。
この何かを見る、聴く、想う、考えるという行為は全て
「入力(インプット)」作業です。
■ブログを運営していている方で
「想うままに、何も考えず書いているよ」という人も多いかと思います。
また「ラクガキ程度の絵なら描くよ」「カラオケは行くで」「友達や同僚なら笑わてるな」という人も。
この何かを書く、描く、発する、という行為自体が自分の考えを吐き出す
「出力(アウトプット)」作業です。
モノを造るとは、性質により工程は異なりますが、
要は
「入力(インプット)」→自分のフィルターを通す→「出力(アウトプット)」
という行為の連続で成り立っていると思います。
簡単に表現した表が下図になります。
※注・もちろん私個人の考えですし、科学的根拠はありません。またジョンは茂木健一郎さんのご本が大好きで影響を受けています。
さて、長くなるので続きます。




