命って…
東北地方太平洋沖大地震にて、被災された皆様におかれましては、
心よりお見舞い申し上げます。
3月11日午後2時すぎ、
先生たちは君たちの休憩時間のおやつ、
そして文具を買うため、町田のコストコにいました。
買い物を終え、店から外へ出ようとしたとき…
急に全ての照明が消え、薄暗い非常灯に切り替わりました…
「停電ですね。」K先生…
異様な雰囲気のなかで、大きな換気扇だけが
カランカラン不気味になっていました…
一瞬の不思議な静寂、そして…
『ゴゥー、ゴゥー！』という轟音と
今まで経験したことのない凄まじい横揺れが
建物全体を包み込みました。
「地震です！すぐ逃げてください!!」
お店のスタッフの声が響き渡ります。
お客さんは、買った品物をそのまま、
まっしぐらに出口に向かいます…
気がつけば、先生たちは、
建物外部の手すりにしがみついていました…
「助かった…」
それ以上も以下もなんら気持ちはありませんでした。
その後、スタッフの皆さんが
お年寄りやお子さんたちに毛布や水を配るのを手伝い、
スタッフの指示により避難者たち全員が場所を移動しました…
移動しながら、
ふと二階駐車場へ上がるスロープに目をやりました…
!!!!!!スロープがない！
えぐれたコンクリートが、波のようにうねってる！
先生たちは、
しばし茫然とたちすくむしかありませんでした…
そのコンクリートの下に自動車が挟まれていることは、
後で知りました…
ねぇ、命ってなんだろう？
ねぇ、命ってなんだろう？
先生たちは、いま、
『なにものかに生かされてる自分』を痛切に感じてるよ。
そして、あまりにも無力な自分もね…
そして、あまりにも無力な自分もね…
それでも自分の力を信じ、
自分にできることをやっていこうと思ってる。
こんな自分でも、
自分ひとりぐらい自分の力を信じてやらなきゃ
自分がかわいそうじゃない？
君たちも、是非もう一度、
『自分という命』について考えてみてください…
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