とりあえず、最悪の事態は免れた。
本当に無事でよかった。
いや、完全に無事とは言えないのか。
命・身体は無事だったけど、精神的にはかなりヤバイのかもしれない。
もともと連絡の取れない子だ。「携帯が嫌い」と言う子だ。
だけど、約束をすっぽかすような子ではない。
やっと連絡を取れたと思ったら、だいぶおちている(らしい)。
問題はすべて一人で抱え込んでしまう子だから、サークルのごたごたが解消されてないとなると、本当に心配だ。
帰省してゆっくりできたと言っていたから、だいぶ落ち着いたのかと思ったけど、こっちに戻って早々これじゃぁ・・・
でも、原因はそれだけだろうか?
お兄ちゃんと慕ってくれたアイツだから、少しでも力になれればと思った。
だから会って愚痴でも聞いてやろうかと思ったのに、すっぽかされた。
それどころじゃないほどヤバイのか、それともオレに原因があるのか。
思い当たる節が1つ、あるにはある。
それに対し、約束をすっぽかすほどの嫌悪感を抱くほど、アイツが潔癖症だったのか?
イイヒトを演じていたオレに、過度の信頼を寄せていたから、本性が見えて嫌気が差したのか?
まさかその信頼が恋心だったとか・・・
・・・と、結局こういう自惚れた妄想に行き着く。
自分がそんないい男じゃないことは重々承知しているつもりなのだけど
でも、考えれば考えるほど、それが最悪な状況なのである。
そういう妄想に行き着くのは、ナルシストでありながら、ネガティブ思考も持ち合わせているからなのだろう。
先に出会ったのはアイツの方。
下心が全くなかったとは言い切れないが、「お兄ちゃん」と呼ばれたときから、その関係性は決まってしまったものだと思っていた。
アイツの紹介で出会ったのが今の彼女。出会って1ヶ月での急展開。
想いがばれたときから応援してくれていたアイツ。
そういえば祝福はしてもらってないけど、それはまだきちんとは報告してないから・・・だよね?
潔癖症な様子は全くないし、本性見えてからも応援してくれたし・・・
まさか・・・ねぇ?
連絡が取れたと言っても、直接ではなく間接的。
約束をしていた当の本人であるオレには未だ連絡なし。
避けられているのか。。
まぁ一度、サークルのごたごたやその他問題が重なって、携帯も持たず発作的に帰省したという前歴のあるアイツ。
今度のこともまた、いっぱいいっぱいになりすぎてのことだとは思う。
落ち着いたらまた「兄ちゃん、ごめんなさい」ってフラッとやってくるんだろう。
そうだと信じたいけど、ネガティブナルシストは今夜も無益な被害妄想の中、安っぽい昼ドラの苦悩するヒーローを演じるのだ。