NHKスペシャルで話題になった深海が特別展示されている国立科学博物館へ行きました。


話題とあって凄い人です!前に進むのがやっとなほど。壁際のテーブルに置かれた標本や額縁の中に入った写真、それらの沢山の詳細な説明はなかなか見ることができませんでした。


さて。深海を見終わり常設展示へ行くと、急に雰囲気が変わりました。馴染みのない標本や模型の解説に力が注がれていたさっきまでとは違い、ストーリー仕立てで迫力が伝わってきて圧倒されました。人が多ければ多いほど、博物館の迫力が伝わってくるようです。


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博物館も(美術館も)、その建築と展示が一体化して産み出される常設の体験が、特別展示以上に忘れてはならない魅力だと思います。常設展示の中にはそんな時間の流れがあるんだよなぁ、と思いました。


日々、何か特別な物を見せたり聞かせたりする上で大切なことは、その場にいる人をそのアイデアが飾ってくれるかどうか。アイデアは人を飾る、という目的のためにあるべきだと思います。

「誰とともに音楽を作り、誰のために演奏するのか」と、シュテファン ドールも語っていたそうです。

今日は久しぶりに訪れた博物館の機会。帰り道、自分はわがままにもホルンをなぜ吹くのだろう??

余韻の中でつい、こんな考えを巡らせてしまいました。