今日の午前中は、長崎市内に出張訓練へ行ってきました♪
最近は、よく市内に行ってるような気がします☆地名も詳しくなり、大変ありがたいことです。
さて、今日のワンちゃんは10歳のプードルくん。玄関でお出迎えしてくれて、とってもフレンドリーに接してくれました。
が、お母さんやおばあちゃんには何度も噛みついて、何針も縫ったそうです…
まずは、落ち着いてお話しを伺います。聞いてる間も、私は犬の行動をチェックしておりますが、私に時々興味は示すものの、ほとんどが飼い主さんの目の前にいて、触れ!とばかり吠えて欲求しておりました。飼い主さんは、抱っこしたり触ったり…
これを見るだけでも、飼い主さんとワンちゃんの位置関係がすぐわかります。
ん―操られてる!
ワンちゃんは、すごく賢そう。こうすれば、飼い主さんはしてくれるとわかっています。
これでは、気分屋になってしまって、犬にとって嫌なことをすると噛みつかれるといったことになるのです。
まず、この家を見て思ったのが、ワンちゃんの置き場所が悪いです。玄関開けたらすぐ犬がいて、しかも扉を閉めようとすると噛みつかれるので、開けっ放しのゲージが人の動線にあります。おばあちゃんは、そこを通るたび、噛まれそうで怖いと…実際噛まれてるそうですから、かなりよくありません。
そこで、他のお部屋を見せて頂いて、動線に当たらない落ち着いた場所がありましたので、具体的にここにゲージを置いて、ここから先は行かせないように制限してくださいと指示を出しました。
こうすることで、おばあちゃんがビクビクして生活しなくてもよくなります。また噛まれるきっかけを無くすことができます。
そして大事なことは、犬への接し方。
運動が足りていないこと、欲求にできるだけ答えないこと。寝ている時に、触らないこと。お散歩では、リーダーウォークで歩くこと。ゲージへの入れかたなどなど…
食事指導もしてきましたよ~
少しずつ犬との本来あるべき姿や距離感を学んでほしいと思います。10歳ですが、まだまだ生きます❗これ以上ひどくならないように、精一杯アドバイスしてきました。
実は、このようなお悩みは多いです。犬は犬です。人間ではありません。そこを勘違いしないようきちんと飼えば、このような問題は起きません。可愛いのはわかります。ですが、ちゃんと制限やしつけはしましょうね。
飼い主さんが今日私が来たことで、ホッとしたと言われました。いつか良くなるんじゃないかとずっと悩んでおられたそうです。
できれば、問題が出る前にしつけをすることをオススメしますし、出たら初期の段階で訓練士にご相談してくださいね~