先日、お家の中から吠える無駄吠えについて触れましたが、今日はお散歩中の人や犬に対して吠えるお悩みに関してお話しします。
しつけ教室を行っている中で、このお悩みもすごく質問されます。
多くの方が、他の散歩の方と会わないよう時間をずらして行かれていたり、遠くに見えたら避けるように道を変えていらっしゃいます。
それももちろん対処法のひとつですね。
でも、根本的には直りません。
私が思う吠える原因は、飼い主さんにリーダーウォークができていないからと考えます。例えば、引っ張られて散歩している。犬が勝手にオシッコしまくる。好きなところへ行かせてしまう。吠えても怒らない。最近はスマホしながらワンちゃんに無関心で散歩している何てのもありますね…。こういう状態で散歩をしているワンちゃんは吠えやすい傾向にあると考えます。
以前、スタンダードプードルくんのお宅にお散歩が大変でというお悩みで伺ったところ、状況を見ると、すごく引っ張られていて、オシッコ(マーキング)も好きなところでして、ワンちゃんがいると飼い主さんは引っ張られながら、ワンワン吠えかかっていました。
これじゃなぁ…と思い、すかさず交代して、リーダーウォークをさせてみました。私の横に添うように歩かせます。好きなところへは行かせず、あくまでも、私の行くところへついてこさせます。私は、犬が行きたい方の反対へいったり、逆に止まってみたりしながら、人主導だということを教えます。しばらく練習しました。
そしたら、勝手にオシッコはしませんし、他のワンちゃんがいても吠えてかかりませんでした♪
飼い主さんは、吠えないことと、オシッコを我慢できることに大変驚かれてました。
しばらく歩いて、私がさせたい場所でオシッコをすることができました。
これが正しい飼い主さんとワンちゃんの在り方ですと指導しました。
それからしばらく歩いて…「このまま家へ帰っても、ワンちゃんは人に合わせてゆっくり歩いてるだけだから、運動をさせる必要があります。走らせましょう!」と提案して、公園へ立ち寄ります。ながーい紐に付け替え、走らせたり、ボール遊びをさせました。
犬がおもいっきり走って満足した所で帰ります。
帰りはまたリーダーウォークで歩きます。
このようにリーダーウォークと運動を組み合わせて散歩をするよう指導しました。
今まで吠えていた分がありますから、辛抱強く頑張らなければいけません 。
犬は一歳になるにつれ どんどん警戒心 が強くなります。ですので その前に リーダーウォークを教えておくと 非常に楽に散歩ができるようになります。
また 条件反射でほえてしまうようなワンちゃんもおります。その際も飼い主さんが注意することで、早く止ませるようトレーニングすべきです。