食生活が変わっても、季節のイベントやお祝いの時にはおなじみの料理を食べたいものです。

 

こないだは節分でしたね。

ヴィーガン、ベジタリアンで恵方巻きというと具材は何かなぁ…と考えて探してみた時に、野菜とか、高野豆腐の煮物とか、アボカドとか、それはそれはきれいな巻き寿司が見られます。

 

しかし、問題が。

 

巻き寿司の具材が野菜や煮物だけでは、男性や食べ盛りの子どもが満足できないのです。

 

私も以前にこの問題にぶち当たり、なんか家にあるものでガッツリ食べられる具材は作れないかなぁと思っていたところ、こういう巻き寿司を思いついたのでした。

 

【ヴィーガンでもがっつり!車麩の巻き寿司】

 

 

しょうゆ味の車麩をできるだけまっすぐになるようにカットして、カリッと焼いたものを巻いてみたのです。

そうしたら家族に大ウケしました☆

 

車麩は見た目が缶詰のパイナップルみたいな形なので、まさか巻き寿司の具になるなんて思ってもみませんでしたが…。

 

 

「切ってバラせば巻き寿司の具になるじゃん!!」と。

 

人間とは不思議な生き物で、「いま自分ができうる範囲で最もおいしいものを食べたい」という執念みたいなものがあれば、新たなアイデアが出てくるみたいです(笑)

 

車麩は半年に1度くらいネットでまとめ買いしてしまうので、常に家にある食材。

巻き寿司も思い立った時にすぐ作れます。

 

うなぎやマグロが獲れないのも関係ありませんし、鮮度も食中毒も関係ないからとっても気楽です。

 

同じように、しょうゆで味付けした高野豆腐をカリッと焼いたものでもよいのですが、高野豆腐を巻き寿司の具に使うのであればパン粉をつけてカツにしたほうが美味しいと個人的には思います。

 

青菜は何でもOKです。きゅうりのぬか漬けとかほうれん草のおひたし、水菜や菜の花の塩漬けなど、なんでもアリです。

 

ベジタリアン移行期や、こういう食材に慣れない方に向けては、応急処置として車麩と青菜の間にマヨネーズをつけて巻いてください。

(何度かこの巻き寿司を食べてもらう間に徐々にマヨネーズを減らしていき、ついにはマヨ無しにします。意外とバレないです)

 

これまでの経験から、節約でお肉を減らした食事を出すとか、菜食・ベジタリアンの食生活に移行するといった場合に家族に反発されないためには(特に男性やがっつり食べたい子どもには)、味付けがしっかりしていることや、ボリュームがありがっつり食べられて満足感が得られることが大切になると痛感しています。

 

お肉を食べるのが当たり前だった人にとって急に食生活が「いかにも野菜」になってしまうと、それは反発出るのも仕方がないと思いますし、いくら節約だからといってもあまりにもそれまでの食生活との落差があるとせっかくの楽しい食事がさびしいものになってしまいます。

 

なので、私が参考にするレシピがあるとすれば、巷のマクロビ本でもなければヴィーガン、自然食のレシピ本でもありません。

今ではごくごく普通の「お肉を使ったガッツリ系レシピ」がとっても参考になるのです。

 

「これをベジタリアン仕様・オーガニック仕様で作ったらどうなるかな?」というのを考えるのがワクワクする。

うまく作れたらとっても嬉しいですし、失敗したら「納得いかん!!成功するまで挑戦する!!」とムキになってます(笑)

 

食生活を変えるにしても、節約するにしても、「可能な限り美味しく・楽しく」を目指していきたいものです☆