久しぶりの更新になります。
フォローしてくださっている方々、申し訳ないです…。
見に来てくださってありがとうございます。
さて、子どもたちが夏休みに入りましたので、最近海に行ってきました。
環境省が選定した「快水浴場百選」にも選ばれている場所なのですが、
このあたり一帯はどの海水浴場もきれいなことや、
周辺に宿泊施設が少ないという理由からか、
あまり混まないというメリットがあります。
旅行会社のファミリー向けパンフレットに載っているような、
洗練された宿泊施設や食事、
そして子ども向けレジャー施設みたいなのは苦手なのです。
そういうのは所詮大人が考えたもの。
子どもは海さえあれば、いくらでも自由に遊んでくれます。
一番上の子は中学2年になりますが、すごく楽しんでいました。
親は夢中になって子どもたちと一緒に遊ぶこともありますし、
疲れたら砂浜で裸足になってのんびりアーシングしたり、
写真を撮ったり、シーグラス探したり。
子どもたちが一番楽しんでいたのは波乗りでした。
ワーワーキャーキャー歓声がすごい。。。
ちょっと疲れたら砂遊び。
サンダル埋めたり、お城を作ったり、自分が埋まってみたり(笑)
砂は温かくて気持ちいいから大好きなんだそうです。
引き潮になれば、磯遊びに出かけます。
魚やカニ、ヤドカリなど、面白い生き物がいくらでも見つかります。
潮だまりはまさに小宇宙。
男子はなかなか帰りたがりません!
家族が多いので、人海戦術でシーグラスや貝殻もけっこうたくさん集まりました(笑)
遊んだその夜は、ご飯を食べたらすぐに寝てしまいます。
間違いなく、1年のうちで一番ぐっすり眠れています。
やっぱりたまにはこうして自然の中でよく遊び、のんびりすることが、
健康には欠かせません。
海というだけで、こんなに遊べて元気になれるのだから、
自然というのは本当にありがたいと思います。
子どもたちが飽きることなくめいっぱい遊んでいる姿を見ると、心の底からホッとします。
子どもたちの周囲ではゲームやスマホ、SNSや動画サイトが当たり前になっていますが、
そういうものがなくても能動的に楽しめるというのはとても大切なこと。
一度しかない人生ですから、そういうもので時間を無駄につぶすのではなく、
自分と向き合って、
「自分は何のために生きていくのか」
ということを考えてほしいのです。
* * *
お宿は、WEB口コミがほとんどないような常連客ばかりの小さなところで、
数年前にグーグルマップをめいっぱい拡大して探していた時に発見しました。
普段出汁と干しエビ以外は魚介類を食べませんが、
ここに来た時だけはめいっぱい海の幸を楽しんでます。
ご主人の行き届いた配慮と、女将さんの心づくしのお料理がどれも素晴らしいのです。
料理はすべて独学で、人に教えてもらったり、自分で調べたりして、
ひたすら「どうしたらお客さんが喜んでくれるだろう」ということを考えに考えて、
長年やってこられたそうです。
素材や栄養面も大切なことではありますが、
何よりも作る人の心が大切。
うわべだけで人を感動させることはできないなぁとあらためて襟を正された気分でした。
子どもと大人の味付けも変えてくださって、
最後のデザートに至るまで一切手抜きのないお料理ですが、
「そんな大変なことやってるわけじゃない」と笑って話される女将さんの心の余裕…。
「いぶし銀」とはまさにこういう人を指す言葉で、私にはまだまだ遠いなぁと感じます。
お部屋もお風呂も丁寧に掃除されていてとても快適で、
どこを取っても私には学ぶところの多すぎる素晴らしい場所。
私にとっては「遊びに来ている」というより「毎年勉強させてもらいに来ている」という感じです。
(そういうわけで、帰宅するとまず部屋をきれいに掃除したくなるのです 笑)
それから、海に行った時の大切な買い物。
「1年分の海藻の大人買い」です。
漁協の直売所などを巡り、地元の人たちが鉄釜でじっくり煮上げたひじきをはじめ、
ふのりだのめかぶだの、色々な海藻をどっさり買い込んできます。
この時の費用は予算化してあったもので、
これ以降のチョコチョコ買いが減り、結局節約につながります。
同じように見えても、そのお味はスーパーのひじきとは雲泥の差であり、
また採れる場所によって、食感も変わります。
(大量生産のひじきはステンレス釜で煮ているため、鉄分が少なくなっています)
自分の好みの海藻が採れる場所に毎年旅行するというのも良いものです。
2日間の旅行でしたが、みんなじゅうぶんに充電できたと思います。
さあ、これでまた日常生活がんばっていけるかな。






