さてさて、続いて行きます。


今回は、自動巻き機構を見て行きます。



写真をみて、『マジックレバー方式』と分かる人は中々の時計好きの方と思います。



この『マジックレバー方式』とは、自動巻きのローターが回転すると、写真下方の『ハート型』の歯車が動き、その外周にある2本のアームが動き、金色の鉤爪が付いている棒状の部品(2本有ります)を少しづつ動かし、ギザギザが付いている歯車を動かし、連結している角穴車(ゼンマイが入っている香箱に付いている歯車)を動かし、動力を貯めて行く方式です。



舶来物ではIWCに、国産ではSEIKO、最近ては、タグ・ホイヤーの1887に搭載されております。カルティエのカリブル・ドゥ・カルティエ(フレデリックムーブ)にも搭載されております。



利点は薄く出来る事につきます。


これはカルティエのマジックレバーです。



でも、このウニコ(unico)ムーブ、コハゼと呼ばれる、角穴車を止める部品が存在しません。



コハゼとは、ゼンマイを巻き止める部品です。



これが無いと、マジックレバーに負担掛かるのだけれども大丈夫かな?



次回も続きを見て行きます。もう少しお付き合い下さい。



此方もご覧下さい。