未承認の性的不能治療薬を無許可で販売したなどとして、大阪府警東成署などは、大阪市東淀川区菅原、無職藤原繁行(55)、長男・竜一(24)両被告を薬事法違反容疑で逮捕、大阪地検が起訴したと17日発表した。

 2人は容疑を認め、「知人に韓国語なまりのある売人を紹介され、薬を入手した。2006年頃から(違法販売を)始め、約7000万円の売り上げがあった」と供述している。

 同署は同日、父子の連絡役を務め、犯行を手助けした妻・和子容疑者(44)を同法違反ほう助容疑で書類送検した。

 同署によると、3人は自宅に未承認の錠剤約1100錠を保管。今年3~4月にかけて計3回、同市天王寺区の路上などで、40歳代と50歳代の男性2人に、性的不能に薬効のあるシルデナフィル成分を含む治療薬の錠剤23錠を販売し、2万円を受け取った疑い。

 藤原被告らはスポーツ新聞に広告を出して客を募り、月平均140万円を売り上げていた。不審な広告に気づいた同署が自治体に承認があるか確認し、違法販売が判明した。

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 インターネット上の仮想空間での不動産取引などうそのもうけ話をもちかけて契約を結んだなどとして、埼玉県警は27日朝、特定商取引法違反(不実の告知)の容疑で、ネット関連会社「ビズインターナショナル」(さいたま市)の家宅捜索を始めた。

 消費者庁などによると、ビズ社は新たな会員を勧誘した会員に報酬を出す連鎖販売取引(マルチ商法)で全国約2万6千人から約100億円を集めたとされる。県警は、今回の捜索で押収した資料を分析、事件の全容解明を目指す。

 捜査関係者によると、ビズ社の社長は数人と共謀して、埼玉県内の女性に対し、「ネット上に日本列島を丸々再現するので、不動産取引をしたり、店を出したりできる」「10万人集まれば必ずもうかる」などとうその投資話を持ちかけ、契約を結ばせた疑いが持たれている。

 ビズ社は顧客に対し、新たな会員を勧誘すれば臨時収入があると告知した上で勧誘。会員が結ばされた契約は、ネット上の仮想空間を紹介したDVDなど一式を「ビジネスキット」と称して約40万円で購入する売買契約だっだ。

 消費者庁などによると、ビズ社は会員に対して、昨年6月までに仮想空間を公開すると説明していたが、公開されなかった。昨年10月になって仮想空間を公開したが、新宿や御堂筋など一部の都市が再現されただけで、事前の説明とは全く違ったものだった。

 ビズ社をめぐっては4月末、大阪市や神戸市などの会員17人が同社や関連会社などを相手取り、計約700万円の損害賠償を求める訴えを起こしている。また、東京国税局と関東信越国税局が、ビズ社など関連会社計3社に対し、90億円を超える所得隠しを指摘していたことが、2月に明らかになっている。

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