一応社員食堂があります。
全盛期のころに比べたらそこで食べる奴隷は半分近くに減っているでしょうが、今は20人ぐらい利用しています。
その食堂は赤弁を食べるだけのところなので会議で使うことは滅多にありません。ですから食堂専用の部屋といってもよいところではありますが、それでも
各席に弁当を食らう奴隷の名前が紙に書かれて貼り付けられています。
最初これを見たときびっくりしました。
なんて幼稚なことをやっているんだろう。
大人なんだから席なんてどこでもいいじゃん?
どうもよく観察すると気の合う奴隷同士はと近くに設定し、気の合わない奴隷とは離すという文字通り離れ業を食堂の配膳担当のおばちゃん(代々何人か代わってます)がこなしていたのです。
気の合わない奴隷とは傍で飯を「食いたかなかろう」という心憎い配慮がそこに滲んでいました。