お久ぶりです。今回は久々に京都鉄道博物館へ行ってきたので写真を貼っておこうかなと思います。
『もう一度会える、「SL 北びわこ号」』として2021/9/30~10/4の約1週間、スチーム号の客車を12系客車に変更してヘッドマークを付けて走行するという企画です。コロナの影響(本当?)で北びわこ号の運行が終了してしまいましたが、お客様の声にこたえた形で実現したようです。
この企画の組成は【C56+オハ12+スハフ12】という組成で個人的にはあまりそそらなかったのでパスしていましたが、最終日の前日に10/4はなんとC62 2が予告先発すると言うことで急遽撮影に行くことにしました。
C62 2が乗客を乗せた客車を牽くのは何年振りのことでしょうか?
大型の蒸気機関車が客車を牽く姿は様になりますね。
この日は「現役時代の面影」というありきたりなテーマを持ってシャッターを切り続けました。片道500m程度の体験乗車をいかにそれっぽく見せられるかを色々考えながら開館前から閉館までカメラを握って駆け回りました。
<HMなしのC62 2編>
博物館の外からも何枚か。
この短い体験乗車の線路をいかにそれっぽく見せるかに加えてスワローエンゼルであることは何とか出したいなと考えながら撮ってみました。
大型の蒸気機関車が12系を牽く姿は熱い!
そういえば運転開始前に試運転幕を出して試運転していましたね。
<乗車編>
12系も残り少ない国鉄客車となりつつあります。そんな12系に短時間ながら300円で乗れるということで乗らない手はないでしょう。ちなみに人生で初めての乗車だったのでそれがC62 2牽引という貴重な体験をすることが出来ました。
客車から覗くC62のプレート。こんなシーンは気軽に見ることは出来ませんし夢中でシャッターを切りました。
今後、博物館に入ったり解体されてしまうと動いてるシーンを見ることができません。そんなことを考えながら公園の緑を流しました。
12系には「音戸」のサボが入っていました。C62と12系の組み合わせで実際に臨時急行音戸が運行されたことがあるようです。楕円の窓から差した光や後ろに映る紅いディーゼル機関車がいい味を出しています。
<C62 2ニセコ編>
高画質HM画像
C62登板すると予告された際に14時40分頃からサプライズでHMが掲出されることも発表されていました。北びの企画だしどうせ北びわこのHMでも付けて終わりだろうと思いながらせっかく入館していたので確認してから帰ることに。そうすると何やら段ボール箱に収められたHMと思しきものを台車で輸送してくるではありませんか。これはまず普通のHMではありません。絵柄が見えないように伏せたまま手渡しで線路上の作業員に渡りクルっとHMの表面を露わにするやいなや群衆からおお~!と歓声が。「ニセコ」のHMでした。
このHMはのちに復活運転するC62 3によるC62ニセコ号ではなく、1971年9月15日にお別れ運転をしたC62の3重連による急行ニセコ号の先頭に掲出されたHMだそうです。およそ50年もの!!それも先頭を担ったC62は梅小路に保存されているスワローエンゼルそのものでした。最高のサプライズ!
時間の許す限り色んな角度で切り取りました。
C62たちが準備をする小樽築港機関区に思いを馳せて
最後の1枚は入庫完了後。後ろから差し込む夕日が神々しい。これにて〆。
素晴らしい撮影機会を与えていただきありがとうございました。次もこんな感じで予告してくだされば飛んでいきますのでよろしくお願いいたします。(もったいぶって北びわこ号HMとか旧スチーム号HMとか鬼滅HMとかなら泣くのでその辺はお手柔らかにおねがいします)
本日は以上です。