お久しぶりです。今回は北陸方面へロンチキが走ると聞いて湖西線まで行ってきました。前回はEF81牽引の返空を撮影しましたが、DD51牽引の北陸方面のロングレール輸送を撮るのは5年ぶりでした。
今回はどうしても撮りたい場所があったのでそこに軸を置くことにしましたが、その撮影地を通るまでに長時間停があるみたいだったのでダメ元で1カット追加で狙ってみることにしました。
休日にロンチキが走るということで注目度が高いかもしれないなと心配していましたが、この日の予報は雨。天気の他にシキ輸送のようなネタもあったのである程度分散するかなと低めに見積もってみました。天気も悪く、雨に濡れたくなかったので通過10分前に着く列車で移動しました。
移動中の車窓を眺めていると駅や沿線には予想をはるかに上回る人だかりが…。JR西日本の工臨はまだ大丈夫だと思いますが、お隣の関東ではすでにキヤに置き換わってしまったこともあって無駄に注目度が上がってしまったのかもなと思いながら予定していた撮影地へ。先客はそれなりにいましたが何とか撮影出来そうな雰囲気だったので降りてみました。
さて、上り方面に貨物が待避し、サンダーバードが通過した辺りで下り本線に接近灯が付きました。ホームの通過放送も流れましたがなかなかヘッドライトが見えず、そうこうしているうちに貨物の止まっている待避線の信号が開通…。撮り鉄をしていて一番いやな空気です。EF510の起動音が聞こえてコンテナを載せたコキに順に力が伝わっている音が聞こえつつある時にやっとヘッドライトが見えました。貨物列車は思った数倍ゆっくりとした発進で間一髪被り回避でした。(もしかしたら優しさ?流石にないでしょうか)
工9589レ DD51 1191+ロンチキ10車 大津京にて
2021/6/19
ここで無難に1枚撮れたことに安心するとともに本命の撮影地へ!
同上 志賀駅にて 2021/6/19
ちゃんとした望遠レンズを持ってここで凸ロンチキで撮りたいなと何年も考えていたので念願が叶いました。この程度の長さの列車(電車で言う9両ほど)をこの駅の端から撮影すると先頭車の比率が大きくなって全体のバランスが非常に悪くなってしまうので「編成の全体のおさまりがよくなる立ち位置」、その上でロンチキのポイントである「エプロン車が機関車で隠れない」ように、さらに「背景の架線柱の処理」を適切に・・・のように色々考えた上でミスなくベストな立ち位置で撮影することが出来たかなと思います。カーブで撮影するのは簡単に見えて中々難しいものです。これに晴れなら影がどこに落ちるかみたいな検討もしないといけないので大変です。
ちなみにこのスジであれば季節問わず順光になる時間はなかったと思いますので、雨の日のしっとりした感じで無難に撮影出来てよかったかなと思います。背景の緑も雨で洗われていい感じだったかもしれません。
今回はこんな感じでした。欲を言うと今日向日町にいた3機のDD51の中でもスノプロの白差しが残っている1193が入ればいいなと淡い期待をいだいていましたが、そう上手くいかないものですね。機関車で思い出しましたが、今回はEF81牽引で運転されるというガセが流れていたために撮影者が多かったとの噂を耳にしました。うーん、DD51目当てが集まるならまだ分かりますがなんとも迷惑な話ですね。集まる側も送り込みの有無を確認すればEF81牽引はガセだって分かるので裏取りもしっかりしたらいいのになとぼやきつつ本日は以上です。

