大阪府高槻市の淀川堤防斜面の草むらで遺体で見つかった同府豊能町の宇野津由子さん(36)が、殺害される前に豊能署にかけた身の危険を訴える電話相談が放置されていた問題で、宇野さんは応対した署員に、自身にかけられた保険金など身辺の不審な動きを詳細に説明した上で、「狙われている」と訴えていたことが、捜査関係者への取材でわかった。

 同署は「一般的な問い合わせ。内容は捜査の関係上、言えない」としている。

 捜査関係者によると、宇野さんは、遺体で発見される13日前の4月16日夜、自分の携帯電話から豊能署にかけた匿名電話で、「保険金をかけられた。狙われている」と訴え、保険金絡みで周辺に不審な出来事がある、とも打ち明けた。

 また、宇野さんは2月に養子縁組し、豊能町で養父母家族と同居していたが、当時は養父母宅を離れ、実父宅がある大阪市西成区周辺にいたとみられ、「家に置いてきた荷物を勝手に捨てられるかもしれない。その場合、法的にはどう対処できるのか」などと質問し、自ら電話を切ったという。この際、応対した署員は「近くの西成署に相談したらどうか」と持ちかけたが、その後、宇野さんが西成署に相談した形跡はなかった。

 宇野さんは4月28日頃に細いひものようなもので絞殺されたとみられ、翌29日、高槻市内でポリ袋に四重に包まれた状態で見つかった。

 府警の捜査で、宇野さんが養子縁組した翌3月、死亡時の受取額が計約2100万円の3種類の共済保険に加入していたことが判明。宇野さんが何らかのトラブルに巻き込まれて殺害されたとみて、府警は関係者から事情を聞くなどしていた。同居していた養父(39)は5月18日、京都府舞鶴市内に止めた車内で自殺しているのが見つかった。

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 本格的な夏の到来を前に、京都の伝統工芸品「京うちわ」づくりが最盛期を迎えている。京都市山科区の「塩見団扇(だんせん)」では、水辺の風景や朝顔など涼しげな絵柄のうちわが作業場に並んでいる。

 色とりどりの絵が描かれたうちわ面に、竹や杉の柄を取り付ける「差し柄」構造が特徴。涼をとるだけでなく、浴衣の帯に差すなど装飾品としても親しまれている。

 梅雨を控えた今がうちわづくりのピーク。同社の秋田悦克(よしかつ)社長(48)は「天然素材で動力いらず。見た目にも楽しい京うちわは、現代にぴったりのエコアイテムです」。

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