配達員が勝手に開錠して配達

郵便事情と言うか配達系のお仕事事情ってのを知らない人が多いと思うので説明します。

最初に簡単に説明すると、物流の会社は基本在庫(不在とか配達日指定)を持ちたくないのです。そんなスペースないし邪魔だから。こう考えてください。

 

配達員からすれば、 持って帰ってたら仕事出来ない扱い。そもそも不在にして保管するスペースがない

でも本社は

本社 各地にある配達拠点の事など知りません。言う通りにしてください。

 

記事引用

ヤマト運輸は、「お客さまにはご迷惑とご心配をおかけしおわび申し上げます」
日本郵便は、「お客さまに多大なご迷惑をおかけするともに、不快な思いをさせたことを重く受け止めております」

 

となります。

詳しく説明します。

 

殆どの配達員が再配達に行きたがりません。初回で荷物や郵便を投函(落とすor渡し)したいのです。

この【再配達に行きたがらない】ってのは深いのです、人員がいないので残業で夜間対応はイヤダ。

あいつの持ち帰ってきた荷物は行かない。こんなのはポストに入るだろう入れてコイ

こんなことを言われるのです。私も現場に居たころは良く言われました。

 

ちなみに本社並びに支社は配達員に対し

 

「お客様のポスト(ダイヤル式のロックを回して)勝手に扉を明け、郵便、荷物を入れることはしません。」

文面は似たような感じですが、宣言書を書かせ、違反した場合処罰するとなっています。

もし会社(ウチもヤマトも)が本気で再配達の削減を考えているならば、ポストを開けて投函する可能性があります。っていうべきなんだよね。

でこの動画を撮影した人全国の局員を敵に回したと思っていいでしょう。どこに引っ越ししようが、局で連絡取り合って、リスト入りされます。

 

【英国】ロイヤル・メール、事業再編 年3億ポンドのコスト削減へ

少し話を世界に向けて
郵便のカテゴリー的に言うと世界で一番品質の良いのは日本です。仕分け、配達率、再配達、低価格など非常に誇れる分野なのです。
記事引用
「現状のままでは財政・運営の両面で将来的にサービスの維持が不可能になると指摘。配達を週3日に削減するなどの選択肢を提示し、同社に再編計画を提出するよう求めていた。」
 「 ロイヤル・メールは2日から、ファーストクラスと通常郵便のセカンドクラスの料金を引き上げた。値上げはこの2年間で4回目。料金はそれぞれ10ペンス上がって、ファーストクラスは1.35ポンド、セカンドクラスは85ペンスとなった。 」

1.35ポンド=約260円 85ペンス=約162円

これだけの価格をもってしても配達日数は週3日、さらに値上げといかに郵便が儲からないかお分かりになるかと思います。

さらに引用

配達にかかる日数を現在の2日以内から3日に以内に延長するなどの案を提示した。これにより、今後1年半~2年で1日当たり最大9,000件の配達を減らし、1,000人弱の人員を整理できるとしている。  

儲からないならリストラが当たり前なんです。日本の郵便の皆さん大丈夫ですか?

 

でも大丈夫です。この記事を見てください。

郵政民営化法改正を自民党検討 郵便局長会要望、社内から反対意見も

記事引用
「 自民党の議員連盟で練られた法改正の素案によると、日本郵政と日本郵便を合併させ、金融2社株は3分の1超を日本郵政に持たせる。行政窓口などの公共サービスを郵便局が受託しやすくなるよう本業の一部に位置づけ、日本郵政への外資規制も検討している。 」
外資規制については総務省のPDFコチラが分かりやすいでしょう。
アフラックを阻止したいのか、他の外資を警戒しているのか‥外資になったらみんなリストラで合理化ですね。そうならないための外資規制です。
【外資が郵便局なんか買う訳ないじゃんと言う人居るんですけど、日本国民のほぼ95%(と言われるている)の住所と氏名のデータ(ゆうちょ、かんぽも含む)が全部手に入るなら安い物ですよ。だって国民全員に郵便送れる=営業出来るだもん。