こんばんは。
ヴィレヴァンのヨシダです。
基本的にあまりマンガ読みではありません。
そういえばスラムダンクも読んでないしJOJOも読んでない。
ジャンプは小学6年生の時まで毎週買っていたけれど、なんとなくフェードアウト。
その後に読んだのは、「伝染るんです」(立ち読み)くらい。
とはいえ、何の因果か、様子がおかしな本屋に就職し、気が付けば
ひとり暮らしのクローゼットは本とマンガとレコードでぱっつんぱっつん。
南Q太・魚喃・カネコアツシに復刊後のガロ、松本大洋・根本敬・・・
一時期はとにかくマンガ漬け。
給料のほとんどは自分の店で使ってました。
なんたるマッチポンプ・・・
そしてその後またパッタリ・・
理由はありませんが、基本的にはやはりマンガ読みではないのでしょうね。
好きとか嫌いではなく、ただ何となく読んでない。
そんな生活の中でたまにふと取り出して読みたくなる本があります。
それが表題の本。
いつも。たった一人の。一人ぼっちの。
一人の女の子の落ちかたというものを。(岡崎京子)
「もとのままのもんは骨と目ん玉と髪と耳とアソコぐらいなもんでね あとは全部つくりもんなのさ」
大掛かりな全身の整形手術とメンテナンスにより、完璧な美しさを持つモデルの「りりこ」。
女優や歌手としても活躍し人気の絶頂を迎えるが、
体は次々に異常を訴え始める。
それにつれてりりこの心の闇も濃く、
深くなり、
彼女の人生はやがて手もつけられなくなるほどに壊れてゆく。
主人公りりこの壮絶なる最後のシーン。
そこにある覚悟のような明るさのようなものが、いつまでも心の片隅に刺さった小骨のように残ります。
本当はこういう濃いめのお話はあんまり好きじゃない。
どちらかというと魚喃さんのような、平凡な日常の中にある些細なことを描いた物語の方が好きです。
なのに、なぜか時々こういう濃い味のものが欲しくなります。
なぜでしょうか?
世の中には味の濃いものばかり食べ続けられる人がいます。
むしろ濃くないと食べた気がしない!
そんな人がいます。
一方で、薄味に喜びを見出す人がいます。
この深い隔たりは、なかなか埋まることがないような気がします。
ですがこんな薄味好きの僕でも、なぜかふとした時に手に取ってしまうこの一冊。
自分が思っているよりもお腹がすいているのかもしれません。
最近の若者は、物欲がないとか、消費しないとか言われます。
とても薄味が好きなようです。
でもね、やっぱりね、人間ってそんな一元的に表現できるほどつまんなくない。
いろんな側面がある。
だから一般的なマーケティングをすれば、この本はきっと懐古趣味的なセールスの手法で
80年代を生きた世代をターゲットにするのかもしれない。
だけどね、この本は、あらゆる世代の、あらゆる層の人々に読まれるべきものなんじゃないかなって思うんです。
普段はビジネス書しか読まないお父さんにも
子育てに疲れて癒されたいお母さんにも
とにかく友達が大事!な若い子にも
なんか長くなったうえに、かなり飛躍しました。
ドンマイ。
ま、簡単に言うとこういうことかもしれません。
『自分自身を生きたい!』
そんな顕在的/潜在的願望を持つすべての人に読んでほしい本。
7月に映画化です。
主演はエリカ様。
このキャスティング、すごすぎます。
この人以外に考えられません。
全方位から罵声を浴びてもたくましく生きるエリカ様。
この人のように生きてみたい!
