ヴィレッジヴァンガードオンライン店長の裏ヴィレ日記 -10ページ目

ヴィレッジヴァンガードオンライン店長の裏ヴィレ日記

遊べる本屋ヴィレヴァンオンライン店長の日常のつぶやきと、
ゲストの皆様による呟き的なハッピーな連載をお送りしています。
なお、このページで商品を売り込む意思は全くありません。
お役立ち情報もありませんが、ちょっとした息抜きにお立ち寄りいただければ幸いです。

あの夏、あの世紀の一戦。
決勝戦(1試合目)の延長15回、
ここを押さえれば負けが無くなる。
バッターボックスには苫小牧の4番バッター。

ここまで幾多の試合を投げ抜いてきた斉藤祐樹は、その日最速でも130キロ台後半。
しかし突如、ここにきて140キロ台後半のストレートを投げ込んだ。
観衆は総立ち。
自然と手拍子が起きる。
観客は皆期待する。
奇跡を。
スーパースターを。

そしてここで彼は、ゆっくりと、あのハンカチを取り出す。
球場のボルテージはさらに高まる。
皆が期待する。
そこに奇跡が起きるのだと。
みんなが信じていた。

そこはもう劇場。
クライマックスのハッピーエンドに向けて、すべてのシナリオは用意されていた。

そして最後の一球。
この打者を打ち取れば負けが無くなる。
みんなが奇跡的な速球での三振を期待する。

そして、斉藤祐樹が投げたのは?


あ、熱くなりすぎました。
ヴィレヴァンオンラインのヨシダです。

一応僕の仕事は小売業であり、売上を上げることが使命でもありますが、
本日はそれとは真逆の仕事をしてやりました。

【ヴィレヴァン選書】 なにしろ野球が好きなもので。


まあ、全く売れないでしょうね。
わかってます。

そういえば過去にも何度かトライしました。
ヴィレヴァンで野球コーナー。

ただ好きなだけってわけではないんですよ。
本当にいいコンテンツだと思うんですよ。野球。

メジャーのカラッとしたシンプルなベースボールじゃなく、
甲子園やプロ野球の、いろんな駆け引き渦巻くウェットな感じが。

だから、野球に興味ない人でも、
ヒューマンドラマとして楽しめるんじゃないかと思ってるんですよ。

その昔、OLの聖地、新宿ルミネ店をやってた時

『OLさんに野球を売る!』

という無謀なトライアルをしました。
そのために、POPは全て
「野球を恋愛に例えて」
という試みでした。

惨敗でした!
それはもう見事に。
だれも立ち止まらない。
手に取らない。

70坪ほどの限られたスペースの中で、
最大限の坪効率が必要な店でしたので、そそくさと撤収。

現場ではこれが最後のトライでした。

が、しかし!

WEBはいいですね。

スペースが無限ってわけじゃないけれど、
日本中の数人の人にでも届けばいい。
そんな風に考えられるのです。
坪効率なんて知らねえ。



「必要悪」

なんて言葉がありますが、
ニュアンスとしてはそれに近いかもしれません。

どこかで、そんな悪さのような、息抜きのような、
そんなことを仕掛けてみるのです。
全体の20%くらい。

でもその20%に対して120%の力と労力で。

目に見えるリターンは0

でもいいんです。
俺が楽しくなかったら、この店つまんなくなる!

そのくらいのわがままは言ってみたっていいじゃない。