県産食材:PR拡充 検索サイトの「ぐるなび」/沖縄 | 野菜人

県産食材:PR拡充 検索サイトの「ぐるなび」/沖縄

県産食材の県外販路拡大を目指し、県の販売プロモーション強化対策事業を受託した飲食店検索サイト運営のぐるなび(本社・東京)が幅広い形で取り組みを進めている。26日から東京・銀座などのレストランで沖縄食材フェアを開催することをはじめ、冬には大阪でもアンテナレストランを開設。さらに2012年2月までの間、スーパーや小売店向けの沖縄食材の試食会やセミナーなども東京や大阪で予定している。

東京での同フェアに先立ち、シェフや仲買人らが12日から1泊2日の日程で来県した。県産食材の販売状況や県食材を使った料理を試食し、県産食材の可能性について意見を交わした。

26日からアンテナレストランを開くのは東京・銀座のマルシェデギンザ。渋谷のスペイン坂農園でも予定している。

事前の沖縄視察には、マルシェデギンザを運営するあどばるの中野邦人社長やシェフの沼田卓さんら調理担当者も参加。農水産物直売所やJAおきなわなどを巡り、あぐー豚肉や黒糖、マグロなどの県産食材を直接見て回った。

視察後、那覇市内で県産食材の料理を試食。沼田シェフは「あの安い値段で入荷できるなら使える。海ブドウは価格が高めだが添え付ければ面白いメニューになりそうだ。マグロはトマトソースベースでオリーブなどを使いたい」と東京での新メニューの構想を語った。

都心で各地の野菜を販売するハピ・マルシェの野菜ソムリエ小暮花菜子さんは沖縄の食材について「品質を保ちながらどう(東京に)持って行くか。物流コストが問題になる」と課題を挙げた。

出典:毎日新聞