鉄人ビアガーデンで宮城の笹かま販売 朝市の縁 | 野菜人

鉄人ビアガーデンで宮城の笹かま販売 朝市の縁

神戸市長田区の若松公園・鉄人広場で今月22日から毎週金曜日の夜に開かれる「鉄人ビアガーデン」に、東日本大震災で被災した宮城県産の笹かまぼこが出品される。震災後、同県名取市閖上の「ゆりあげ港朝市」で、長田のまちづくり会社「神戸ながたTMO」などがそばめしを振る舞ったことなどが縁で、今回の販売につながった。

津波で漁港が壊滅的な被害を受けた名取市。閖上港で毎週日曜と祝日、三陸沖の魚介類や地元の野菜などが並び、大勢の観光客でにぎわった朝市も休止を余儀なくされた。

震災から約2週間後、場所を変えて再開したが、店頭に並ぶ商品は以前の半分ほど。応援で同市に派遣されていた神戸市職員を通じ、この窮状を知った神戸ながたTMOなどが支援に乗り出す。5月に2回、そばめし、ぼっかけコロッケなど神戸ご当地グルメを持ち込み、被災者を励ました。

朝市に出品していた笹かまぼこの製造会社も津波で、閖上にあった3つの工場すべてが全壊する被害に見舞われた。中古の機械を購入するなどして仙台市内で再スタートを切ったが、復興には一層の支援が必要とビアガーデンでの販売を計画。期間中、主催するNPO法人「KOBE鉄人プロジェクト」が3個200円で販売する。会場では、ビールに合う地元ならではの食べ方も紹介するという。

ゆりあげ港朝市協同組合の桜井広行理事長(57)は「住民の手でまちを復興していくため、阪神・淡路大震災を経験した長田の人たちとスクラムを組んでいきたい」と話していた。

鉄人ビアガーデンは、9月9日までの毎週金曜日午後5時~午後9時半。

出典:神戸新聞