今日は、司法研修所が教えてくれてるはずなんだけど、よくよく注意しないと見落としがちな情報、修習自体とはあまり関係ないけど知っておくと有益そうな情報についてまとめていきたいと思います!
ちなみに学問的・実務的なことは今回も書いていません。
先輩方、同期の方々、もし何かあればご指摘くだされば追加・修正いたしますので遠慮なくお申し付けください。
1導入修習編
(1)提出課題とそうでないものの区別
これは、特に事前課題について注意すべきです。
司法試験に合格して少しすると、課題の載ってる冊子が白表紙とともに送られてきます。
この課題冊子の中にある指示文のようなものに提出の対象となる課題が記載されています。
これを見落としてしまうと、提出期限までにしてもしなくてもいいものまで全部やっちゃうことになります。しても全然問題ないですが…。
合格後のハイテンションとも相まって、時間がなくて焦ってる人は見落としがちだと思うので、注意です。
というか指示文を注意深く読まないと、忙しくなくても見落とします。
(2)成増駅
和光市駅から電車に乗り、池袋駅方面へ一駅進むと、成増駅という駅があります。
この成増駅周辺が、結構栄えてるみたいです。
ちょっと飲むくらいなら和光市駅周辺でも可能ですが、池袋まで行かず、同期とさらに開拓したい!って方がお店を見つけるには成増駅まで行くのも良いかも?
研修所前から成増駅バスも出てて、研修所からバスでも行けます。
ただ、歩くと40分かかります。
(3)研修所からのバス
司法研修所前というバス停は2個あります。
一方は和光市駅行、他方は成増駅行。
もし間違えても池袋まで行くつもりであれば集合時間によっては大丈夫かも知れませんが、和光市駅まで出たいときはヒヤヒヤものかも知れません。
(4)白表紙
白表紙ですが、本当に表紙が全部白なので、どれがどれか見分けがつきにくいです。
マスキングテープを貼ってる方もいましたね。
また、わりと何冊もあるため、何についての本かが把握しづらいです。
白表紙の一覧表みたいなのをとっておいて適宜見るのが後々役立つと思いました。
2実務修習その1(弁護修習)
(1)身分証とバッチ携帯
司法修習生にも身分証とバッチがあります。
バッチだけ携帯するか付けてればいいや…と思うかも知れません。
それで済む場合もあります。
ただ、裁判所では身分証の提示を求められたりしますし、接見で同席させてもらうときは修習生番号を控えたりしなければならなかったりするので、常に両方携帯しておくのが安心です。
(2)会内留学の作法
会内留学といって、指導担当とは別の先生の元でも一定期間指導を受けることができたりします。
これは結構便利な制度で、指導担当が普段扱わない事件だったり、扱っているけども修習期間中に動きがない事件についての動きを実際に見ることができます。
また、刑事事件の接見なんかは、1人の先生のやり方だけではなく色んな先生のやり方を見て学んだ方が、どうするのが上手いのかわかるので、個人的にはオススメです。
会内留学の方法としては、いくつかあるようで、指導担当の同期等人的関係を辿ってお願いしてもらうパターン、修習生自身が出席した委員会や懇親会で知り合った先生にお願いするパターン、他の修習生の指導担当にお願いするパターン、元々の知人にお願いするパターン等があります。
指導担当が親切であれば、なんか見てみたい事件ある?と、聞いてくれます。
それに乗っかっていけば、指導担当が特定の先生の元を紹介し、会内留学を斡旋してくれたりします。
そうではなく、自分から留学先を見付けてきてアポをとったり、また、同期も斡旋したりしたとき、指導担当の承認を得て、承認があることを少なくとも留学先の先生に伝えることがマナーのような気がしました(弁護士会によって留学の可否すら異なるかも知れませんので、確認してください)。
また、留学の日時が決まったら、指導担当にすぐ報告することもマナーでしょう。
ちょっとしたことですが、指導担当や留学先の先生に負担をかけないよう配慮することが大事と思いました。
(3)事前の挨拶問題
指導担当のいる事務所で2ヶ月弱お世話になります。
そういったことから、社会的儀礼として、弁護修習開始前に事務所訪問して挨拶に伺う人もいます。
事務所訪問のマナーについては、会社訪問のマナーに準じるともいえますので割愛します。
そもそもお忙しい先生の元に訪問するのが良いのか、指導担当の事務所にお電話して確認させてもらいましょう。
(4)記録の扱い
事務所内で記録を読むわけですが、膨大な記録を読んでる途中で帰る時間になったとき、修習生が普段使う机上に置いておいて良いと言われることもあります。
しかし、特に現在動きのある事件については、仮にそのままで良いよと言われても、逐一先生の元に返す等して気を遣うくらいが良いかも知れません。
先生にご迷惑をかけるリスクはなるべく排除したいです。
(5)帰る時間
帰る時間は日によって先生によっても、日によってもまばらな印象です。
修習後に予定を入れる際は事前に確認した方が良さそうです。
(6)委員会
先生方の多くは委員会に所属されています。
修習生の委員会の出席はどんなものか一度実際に見て確認する意味もありますが、色んな先生を見ることができるという点で結構良いです。
委員会活動後に懇親会があることもあります。
そこで、先輩方に顔を知ってもらうこともできますし、仕事のこと、修習のこと、人生について等色々質問できます。
個人的には、委員会出席は、修習生にとっても修習の醍醐味の1つではないかと思います。
(7)名刺
弁護修習が始まるまでに修習生のとき使う名刺を作ると良いです。
弁護修習のときは結構、配れます。
特に、委員会に出席させてもらったとき、その他会合や懇親会に同席させてもらったときはガンガン配りましょう。
100枚単位で作らなきゃいけない業者が多く、なかなか減らないので…!
(8)守秘義務
特定の事件の特定の事柄については、指導担当に対してであってもかなりTPOをわきまえて話すことを要します。
法曹にもなっていないためどうこう言えませんが、この問題は法曹になった後もずっとついて回ると思うので、結構慎重に考えるようにしてます。
(9)移転給付金・住居給付金
提出期限がわりとタイトめに設定してある印象でした。
兼業禁止の中、もらえるはずのものがもらえないのは痛いです。
後輩の方々、お気をつけて!