前の実験で、砂糖とデンプンは黒くこげ、食塩はこげませんでした。このように熱すると黒くこげ、さらに熱すると炎を出して燃え、二酸化炭素を出す物質を「有機物」といい、熱しても黒くこげない物質を「無機物」といいます。物質は大きく、有機物と無機物に分かれます。

そこで、ある物質が有機物か無機物かを判断できるようにしてください。基準は、生物に由来しているものは有機物で、それ以外は無機物と考えると分かりやすいかと思います。例えば、砂糖はさとうきびという植物に由来しているので有機物、デンプンも緑色植物に由来しているので有機物です。

反対に、食塩は海水から取れるので生物に由来しているわけではありません。よって、食塩は無機物と考えられます。それでは、わりばしはどうでしょうか?

わりばしは木に由来しているので有機物です。銅はどうでしょう?銅は鉱物なので、生物に由来していません。銅は無機物です。銅のように金属は無機物に属します。

もうひとつ考えてみましょう。アルコールは有機物でしょうか?無機物でしょうか?答えは有機物です。アルコールは石油を精製して作られます。石油は別名、化石燃料と呼ばれ、化石というもともと生物だったものに由来するからです。これで有機物と無機物の違いがずいぶんとイメージできるようになったのではないでしょうか。


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おおざっぱなこの考えはすすめませんが簡単に言えば燃やして灰ができたものは有機物というわけです。