『蒼穹のファフナー』
見終わりました。
テーマはいろいろあるのだと思います。
・親子関係
・平和を願う気持ち
・生きる、とは何か
いろいろのテーマの中で、心に残ったのは
「自分とは何か」言い換えるなら「人との違いは何か」
昔の哲学者(デカルトだったかな?)の言葉に
「我思う、ゆえに我あり」
という、有名な言葉があります。同じようなことをテーマにしていたのかなぁ、と思います。
「他人と同じになりたい」という気持ちは、誰にでもあります。
でも、すべて同じになってしまったら・・・
その人は、その人ではなくなるのではないか。
「自分は自分のままでいい。」「人と違うことは悪いことではない」
みんなにそう思ってほしい。
そんな願いのこもった作品なのかな~、と。
でも、「自分は自分のままでいい」という境地に達するのは難しい。
生きていると、人と比較する・比較される場面が必ずある。
そういう場面を、「負けないぞ」と、プラスのエネルギーにできる人はいい。
でも、「自分はだめだ」と、マイナスのエネルギーにしてしまう人もいる。
そこが難しい。
人との関わりが薄くなった昨今、
「自分はだめだ」と思う人が救いのないまま、時が流れてしまうことがある。
「そうじゃないんだよ。」そう訴えかけている作品なのだろうな、と思いました。
難しいテーマではあるけれど、面白い作品でした。
次は何を見ようかな、と検討中の バル でした。