つれづれにっぽん76 【ブログBy清少納言3】 | つれづれ にっぽん

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にっぽんの神話を、エッセイ風に書いています。

【ブログBy清少納言3


枕草子回、とりあえず今回でラストです。


今回は、清少納言ちゃんと旦那さんのほのぼのエピソード。

 

 

 

清少納言ちゃん、宮廷でのチヤホヤからちょっと逃れて、悠々自適な休日を送ろうと、離れに居りました。

知り合いとかが来るとめんどくさいので、そこにいるのを知っているのは数人のみ。

 

そんな時、清少納言ちゃんの旦那さんのところに、清少納言ちゃんのお友達(男性)が訪れました。

旦那さんは食事を出しておもてなしします。すると、

 

お友達「なあなあ~。清少納言の居場所教えろよ~。」

旦那「ダメっすよ」

お友達「なんでだよ、いいだろ~」

 

しつこく言われ、隠し通せる気がしない! と思った旦那さん。

目の前に、わかめのお料理があるのに気が付きました。

 

旦那さん、そのわかめを口いっぱいに詰め込み、もっしゃもっしゃしながら、

 

「今 わかめで口がいっぱいで 答えられません モゴモゴ。」

 

といったそうな。

 

 

平安時代らしい、気の利いた受け答えをしようと思ったんでしょうね。

笑えちゃいますけどね。

 

 

 

 

で、後日。


またお友達が旦那さんのところを訪れ、


「清少納言どこだよ~あいつがいねーとつまんねーよー」


と詰め寄ります。

 

困った旦那さん、清少納言に「ねえもう限界なんだけどバラしちゃっていい?」と手紙を送ります。


 

清少納言、

「ダメ。またわかめ食べるなりして黙ってて」

という意味で、わかめを箱に詰めて旦那さんのところに送りつけました。

 

すると。

 

旦那さん「ねえあのわかめ何だったの!? 意味わかんなかったんだけど!! もしかして誰か宛と間違えた!?!?」

 

清少納言(伝わんなかったの!? 自分のネタじゃん!!!)

 

 

 

こんな凸凹コンビだったようです。

まあまあ続いたけど、結局別れたらしいですね。

 

いやあ、なかなか、枕草子面白いですな。

 

 

ではまた(^^)/

わらび