【今昔物語集4】
さあ今回は、ついに聖徳太子が摂政(天皇の補佐役)になりますよ!
そういえば初回から、天皇天皇って書いているけど、その時々によって違う天皇だったりします。いちいち書かないのは、別にどうでも良い情報だからです(笑)
だから、気にしないでくださいね。
太子の伯父さんが崇峻天皇になったとき、天皇は、太子に仕事を全部任せることにします。
※あれ? って思った方、大正解ですよ!
聖徳太子が摂政になったのは、正しくは、叔母さんの推古天皇の時。女性だったから摂政おいたってやつです。今昔物語集は、あくまでも物語なので。間違って覚えないでね!
んで、任されてすぐの頃、阿佐(あさ)という、百済の皇子が来日しました。そして、大使の前にひざまずき、
「つつしんで救世観音様を礼拝いたします。あなた様は仏教を、49年間にわたって日本に伝えられるでしょう」
と言います。(実はこれ、太子の寿命を予言したんですよ)
その間、太子の眉間からは光が放たれていました。日羅さんの時と一緒じゃん!
さらに太子、甲斐国(かいのくに 今の山梨あたり)から送られた、体が黒くて脚が白い子馬に乗って、空飛んで、北陸まで行って、3日後に帰ってきたりしてます。
叔母さんの推古天皇(やっと出てきた)が即位したとき、太子は天皇の前でお経についての講座をやります。お祝いに来ていた名僧たちが、ちょっと意地悪して意味を聞いてみても、返ってくるのは素晴らしい答えばかり。
そんなことを3日間やったのですが、最終日の夜、空から、でっっっっっかい蓮の花が落っこちてきました。天皇はびっくりしてありがたがって、そこをお寺にすることに。これが今の橘寺(たちばなでら)です。
※橘寺は今もあるよ! 調べてみてね。ていうか、なんで蓮の花が落ちてきて橘なんだろうね。
ついに遣隋使「いもこ」キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
太子は小野妹子(おののいもこ 女じゃないよ)を呼び寄せ、
「中国の南に衡山っていう山があるんだ。
そこに、般若寺って言うのがあるんだけど、そこに、私の昔(前世)の修行仲間がいるんだ。
みんな死んじゃって(当たり前だ)、
今は3人しか残っていない(残ってるんかい)んだけど、会いに行ってくれないかな。
太子の使いで来ました、あの時の法華経の巻物ください、って言ってさ、持ってきてちょうだい」
とお願いします。
こころよく引き受けてくれた妹子は、教えてもらったとおりのところに行き、3人の熱烈な歓迎を受けるのでした。
というわけで、妹子は巻物を受け取ることができ、太子に渡します。良かったね。
※これは遣隋使……なのかな? ただのお使いだよね? ごめん、よく分かりません。
さあ次回、と言いたいところですが、今のところ訳しているのがここまでなので……
また、そのうちこの続き書きますね(笑)
ではまた(^^)/
わらび