映画化もされた

辻村深月さんの長編小説

「傲慢と善良」


今回はこの小説に挑戦してみました





人気ゆえに忘れた頃に
予約の順番が回ってきました(笑)

🍀🎃🍀🎃🍀🎃🍀🎃🍀



感想ですが

婚活で出会った

三十代の

架(かける)と真実

紆余曲折恋愛ストーリーではありますが

なんとも人の中に燻る感情とは
そのドロドロ感って凄いなぁ〜と汗(^_^;)

その人の取り巻く環境や

育った背景や環境、親世代の価値観…


結婚にまつわるそれらの影響力とは


善良から生じたとはいえ

その傲慢な感情に振り回され

とんでもない事をしでかす、真実


人生において結婚という最大のテーマ

こことどう向き合い超えてゆくのか

普段、無意識でいても
その程度の差こそあれ
誰の中にもあるのだろうと予想される

傲慢と善良

この小説を読みながら
考えさせられた

真実の地元、群馬で
結婚相談所をしている

おばさん(小野里)が

語る言葉が刺さります

「皆さん謙虚で自己評価が低い一方で
自己愛がとても強いんです…傷つきたくない、変わりたくない…」

これこそ

善良ではあるが傲慢…


その感情に振り回され
結局は、誰でもない本人自身が
苦しみ、そして周りをも巻き込む…

傷つくことに恐れ自分を守る

真美が恐れたものって何だったのだろう?
婚約者である

架(かける)を好きになった真実


その自分自身を
もっと信じられていたら

たとえ外側の誰から何を言われようと

何を視ようと

架を信じ

自分を信じ切れていたはずなんじゃ  

ないのか…と


遠回りをした2人だけれど

さあ、これから

どんな未来が待っているのだろうか…



🎃🎃🎃🎃🎃


話自体はミステリーな含みもあり
先がどうなるのか…と
どんどん読み進みたくなる展開で
よく出来た作品だなぁ…と思えました

けれど
読み終えた後
なんとも言えない
気分が湧き上がってきて
何なんだろう…と

あまりにもな  ドロドロ感

どうやら

私はそのドロドロにあたってしまったようです…汗(^_^;)



🍂🍂🍂🍂🍂🍂


この主人公
2人の恋愛成就に限らず

恋愛時において
相手をコントロールしたり
縛り合う関係性はなんだかなぁ〜と
常々思うのです


それよりも


お互いの信頼性を育てる
絆を育てる

それが永遠を誓い合う両者であれば
こそでは…と

目に視えないものへの

信頼性こそを育てられるって

とても尊いと思うのです


それを

掛け替えのない  

貴方と私2人で

育ててゆくことこそ…

永遠に尊いと美しいと思ったことでした


今回も素敵な1冊との出逢いに感謝です!


素晴らしい1日にありがとう〜🍀😄