《夫がアスペルガーと思ったとき妻が読む本》この本をわたしは数年前に買いました。


しかし買っただけで、なんとなく読まないまま時間が過ぎて行き、今年の春過ぎに「読んでみよう」と急に思い立ち手に取りました。
読み始めたらスルスルとあっという間に読んでしまったんです。

今まで、アスペルガーに関する本は色々と読んできたけど、この本は、今までの本とは明らかに違いました。

アスペルガー夫をしっかり説明しつつも、かなりカサンドラに寄り添ってくれていて、自分でも分からなかったカサンドラの私の心理を的確に率直に表現してくれていました。
『あぁ、あの時私こんな風に思ってたなぁ…確かに。』と自分の拗らせてた心が解きほぐされていく感覚になりました。

そしてこの本に何度も書いてあるのは、アスペルガー夫もカサンドラ妻もどちらも【悪くない】ということ。
アスペルガー夫のおかしな言動や行動には、悪意は無く、むしろ妻を思っての事だったりする。

カサンドラ妻の方の、自分でも上手く説明出来ないイライラも、分かりやすく紐解いてくれていて、自分の心理の理解にも繋がりました。

この本を読んで、宇宙人にどの様に接するのが上手くいく秘訣なのかが本当の意味で分かった気がします。

この本を読んだ事で、もやもやとした霧の中から出れた感じがしました。

前向きに動き出すパワーが出た私は、次にカサンドラオンニに出会い、強い味方を獲て、その後は夫婦関係が劇的に改善しました。

自分と、宇宙人の心理をきちんと掴んだこと。
同じカサンドラの立場で、本当の意味で自分を理解してくれる人に出会えたこと。
この2つは大きな前進でした。

この本を何度も読み返していますが、その度に参考になる事が見つかります。






今回見つけたのですが、2年前に新たな第8章、第9章を増補した「増補改訂版」というものが出版されていました。

それを新たに購入して読んでみましたが、なるほどなぁとまた色々勉強になりました。



もし、気が向いたら、いつか読んでみて欲しいです😊