JR神戸駅の北側、湊川神社東側に神戸簡易裁判所がある
河合浩蔵の設計で明治37年竣工
この河合浩蔵という建築家は幕末に幕臣の家に生まれ
明治・大正時代に活躍した人だが
神戸に在住したこともありいくつかの作品が神戸に残っている
そのひとつが神戸簡易裁判所だ

赤レンガ2階建てのこの建物は外壁のみ保存され
平成3年に6階建てに建て替えられている
JRから見ると2階建ての格式あるレンガ造りの建物の上に
ミラーガラスの建物が積み重ねたように見える
神戸にはこの河合浩蔵さんの作品でやはり外壁だけ保存され立て替えられた建物がある
元町の海岸通りにある海岸ビルがそうだ

この海岸ビルは旧三井物産神戸支店として大正7年に完成した
そして阪神大震災後神戸簡易裁判所 と同じように外壁だけ保存され
15階建てのビルに生まれ変わっている
この二つの名建築は明治・大正・昭和・平成と時代が変わり
ネットやスマートフォンが溢れても
明治・大正の心意気と活気を伝えている
そして神戸にもうひとつこの建築家の作品がある

レンガ造りの旧小寺家厩舎だ
明治40年ころ竣工といわれている
この3つ違ったタイプの建物を造った建築家河合浩蔵さんも
自分の作品が100年後も使われるとは思っていただろうか?
はたして今の最新の建築物が100年後も建っているだろうか?
・・・価値ある物として使われているだろうか?