
大阪から同室だった群馬の方が下船するのを見送る。
明日の朝5時のフェリーで徳之島へ帰省とのこと。お気をつけて!
フェリーの旅も四分の三が終わり、多少揺れたがここまでは快適な旅であった。
眠くなったら眠り、お腹が減れば食べる、気が向けば海を眺め、飽きれば妄想にふける。
この沖縄航路は、日常から徐々に離れるのに必要な時間であり、自由だった自分自身を取り戻す、いや
思い出す時間でもある。
「なにをしたいの?」「どう生きていくの?」
なんて問掛けに、ときには醒めて他人ごとのように振る舞ったり…
ときには真面目に反論したり…だった
でもいつの間にか熱い気持ちを忘れてしまい、同時に本当の優しさも徐々に失い…
だけど今でも一人になると優しくなれる…
そんな気がして年に一度だけバイク旅を続けている。