・1章 さよなら日常よろしく異常
真っ暗な部屋に一人の影がある。影のは正体は少年、生田太一だ。
彼は既に2年間外の光を見ない状態であった。何度自殺を試みたかわからない。ひたすら、ただひたすらに何もない壁を見つめるのだった。
ストーリー始まりは突然だった。
2年間動いていないカーテンが静かに揺れたのだった。
少年は目線を外さない。
そしてカーテンは心があるかのようにヒラヒラと動き始めた。
少年はゆっくりと目線を移した。
そこには少年の手のひらほどの小さな生き物が浮かんでいた。
少年は何かを察したかのように口を動かした。
「ついにこの時がきたんだね。さぁ僕を運んでくれ。」
生き物は応える。
「何を言ってるんだい?」
不思議そうに見つめる生き物。
その時カーテンの隙間から漏れた光が生き物を照らした。
明らかにこの世の物ではない。
が、少年は冷静であった。
「君は誰?」
「君の世界の中の呼び名だと悪魔に当たるのかな?」
やはりか、と少年は小さくため息を漏らした。
「なら早く運んでってくれ」
少年は強めに言った。
「運ぶってどこに?」
生き物が問うと少年ははさらに強く言った。
「地獄だの天国だのに連れて行くんでしょ?」
生き物は小さく笑ってから優しく応えた。
「僕は君をどこにも連れて行かないよ!」
「?」
少年は何を言っているのか分からない。少年はイライラしながら立ち上がりゆっくり質問を言うのであった。
「きみは何のためにここに来たの?」
生き物もゆっくりと応える。
「僕は君を社会復帰させるためにここにやって来たんだよ!」
ここでようやく少年はこの場のおかしさに気づいた。
そして、考えるのを止めた。
「それで?僕は社会復帰したくないって言ったらどうするの?」
少年は問う。
「それでも社会復帰させるよ!」
生き物はかわいい笑顔を見せながら応えた。
(なんで社会復帰させたの?なんでそんなに熱心なの?どうして僕なの?)
少年はまた問いたくなったが、どうせ自分の期待する応えは返ってこないと思い止めた。
(今は必要最低限の質問をしてさっさとお帰りいただこう。)
少年は質問を絞って問いた。
「じゃあ自分はまず何をすればいいの?」
「部屋を出てご両親と朝ご飯を食べましょう!」
生き物は応える。
朝ご飯、その言葉に今は朝なんだとようやく気付いた。
そして反論をする。
「僕は誰とも喋りたくないんだ。」
「僕と喋っているじゃないか!」
少年はハッとしたがすぐに切り返し、
「だから自分は今、すごく不機嫌なんだよ」と押し切った。
すると生き物は少し落ち込んでから喋った。
「それはごめんね。でもね、それはとても大切なことなんだよ!嫌なことにも挑戦することで人は成長するんだよ!」
そう言うと少年の手を握って部屋のドアを開けた。
その生き物の手は少し暖かかった。
そして、光が眩しい程に部屋に差し込んだ。
「ちょっ、ちょっと待ってよ!」
少年を声を上げる。
が、しかし生き物は話を聞いていない。
手は離さず、
「ルゥって呼んでね!」
唐突に自己紹介をするのであった。
途端に引っ張られる。全身が前に進む。
「どこに行くの!?」
少年は問う。
ルゥは引っ張りながら、
「リビングに決まってるじゃないか!そこ以外のどこで朝ご飯を食べる気?」
と当たり前のように振り向き返す。
クリクリしたかわいい目が少年の視界に入る。
ちょっと見つめてただけのはずだったのに気がつくとリビングについていた。
家族の声が聞こえて視線を下げると父と母がいた。が、もちろん真顔でいるはずがない。
父は目をまん丸に、母は目に涙を溜めながら少年を見ていた。
ああ、僕の日常は異常だったのかも。少年は、錯覚を覚えた。
あとがき
どうも、最後まで見ていただきありがとうございます。
文がめちゃくちゃで見苦しいものだったの思います。それでも見てくれたのは本当に嬉しい限りです。
さて、話したいことは山ほどありますが、なぜ、Amebaで小説を出すことになったのか、というのをお話ししたいと思います。実はpixivで出すつもりだったのですが、アカウントのログインができなくなってたんですよね〜。それじゃあAmebaでいいやみたいな笑
まぁ、そんなグタグタで始まったの小説ですが、次回のお話でストーリーは本格的に始まりを迎えます!主人公は社会復帰を果たすことができるのか!?楽しみにしててください!
本当に見てくださりありがとうございました!次回に会いましょう!では!
