1つ前のブログでのお約束しました内容

日本国内では「CARAVANストレートテンプル」と呼ばれておりますが、正式名称『ECHELON』モデルについて今回触れたいと思います。

↑手前CARAVAN 奥ECHELON 各52mm
↑手前CARAVAN 奥ECHELON 各52mm

CARAVANもECHELONも、玉型はまったく一緒なのですが、トップブリッジの長さとテンプルの形状が違います。
↑2本ともECHELONいずれもアリスタメッキ
あくまでも、個人的な邪推ですが・・・
ECHELONは、米軍ミルスペック規準の変更に伴い、従来の「スカル」と呼ばれる耳にかける「く」の字「へ」の字形状のメガネテンプルから『バヨネット』と呼ばれるストレートテンプルに変更し、同時にトップブリッジを長くしたのではないかと考えます。
↑1970年のカタログです。

左のページに「CARAVAN」と『ECHELON』が掲載されていました。米軍本国では、きちんと別名モデルとしての扱いなのに、日本ではかなりいい加減な扱いですよね(笑)

↑この左右のテンプル刻印は、奥に置いた#3カラーレンズのECHELONの画像です。

実は、こちらは米国本国仕様です。
だから両方のテンプルにしっかりと【U.S.A.】の刻印が打たれています。

一方、B-15レンズにシールが残っている方のテンプルには刻印はありません!左右ともツルンとしているのです!ただし、左側モダンの内側に「w1350 VTAR」と打たれております。
そうです!こちらは、日本仕様なのです!
↑日本向けモデルのブリッジ裏刻印は
【B&L RAY-BAN 52□16】
↑米本国仕様にブリッジ裏刻印はありません!

同じモデルなのに、ECHELONという正式名称すら使わず、米国本国仕様と日本輸出仕様とでの違いと扱いに少し驚きました。

以前のブログ『参考までに・・・』で、オリンピアン2デラックスのテンプル刻印について、日米の各仕様の違いをお伝えしました。

やはり、差別というか区別しているのでしょうか。それにしても、あからさま過ぎ(笑)