新政酒造の天蛙(あまがえる)
何も分からない人からしたら、ただの低アルコールの発泡性清酒なのでしょう
しかし、蔵元の佐藤祐輔さんの頭の中は凄過ぎます。
通常、低アルコールの甘酸っぱい清酒は、お酒の源となる酒母を、そのまま搾ったような甘酸っぱい味わいをしています。
現代のスタンダードな酒母は、速醸といい、人工的に造られた乳酸を造りの初期に投入し、人為的に無理矢理酸性にもっていき雑菌を抑える方法で造られます。
老舗の清酒蔵元のご子息でもある食品関係のジャーナリストであった佐藤氏は、そのことを疑問に思いました。
醸造用の乳酸を加えることは、他の食品でいう添加物と同じことなのではないか?
そこから生まれたのが、「新政式山廃」や「亜麻猫」といった手法
高温糖化した所に乳酸菌を増殖させ天然の乳酸を生成させたり、白麹を用いることで、醸造用乳酸を添加しなくても安全に醸造できる技術を開発されました。
そこからさらに進化したものが「天蛙」
亜麻猫を主体とした、醸造用乳酸を添加しない低アルの発泡酒なのです
どういうことかというと
通常の速醸酒母は、雑菌汚染が無いように、醸造用の乳酸を多量に使います。(難しい話になりますが、これは3段仕込みをすれば薄まってしまうため味わい的にもさほど気にならないでしょう)
しかし、低アルとなると、速醸酒母をそのまま搾るようなもの
つまり、醸造用乳酸が多量に含まれていることになります。
それっておかしくね?
乳酸を添加しないでも、低アル発泡清酒が造れないかと試行錯誤された結果、見事に具現化されました!
今までの常識を覆す、唯一無二の低アル発泡清酒。それが天蛙なのです。
適当な説明ですみません…
もっと詳しく知りたい方はメッセでも何でも下さいm(==)m
醸しの素晴らしさを伝える為に日々奮闘してます。
よろしくお願いします
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