こんにちは。V-SYSTEMです。
いつもたくさんの方々に見ていただき、
本当にありがとうございます。
取り上げてほしいテーマ、
学習方法や進路などのお悩みなどありましたら、
是非こちらにメッセージをお送りください。
今日は6月25日です。
1641年のこの日、江戸幕府が平戸のオランダ人を
長崎の出島に移住させました。
いわゆる鎖国体制の完成です。
この鎖国という言葉は今後使い続けられるかどうか
わかりませんが、江戸時代に欧米との交流が
極度に制限されたのは間違いありませんので、
やはり象徴的な出来事ですね。
大阪は今日は曇りです。
ちょっと涼しくて助かりますね。
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大阪公立高校文理学科の入試でこれまで
数学、国語と扱ってきました。
最後に残ったC問題の科目は英語ですね。
今日はこれについて思っていることを
述べていきます。
【英検2級をとりましょう】
実は、受験について言えば結論はとても簡単です。
英検2級をとっておくことですね。
今や文理学科を受験するうえで、
持っていない人の方が少数派になってしまいました。
従って、英検2級を取得しておくことが、
大阪公立高校受験対策となるわけです。
【英検2級を取得したからと言って油断はできない】
ただ、英検2級を取得した学生の英語力が
すぐれているかどうかについては、話は別です。
私自身、中学生の英検2級取得を
何人もお手伝いしてきましたが、
英検2級をとった生徒たちの英語力が
それほどすぐれているとは評価できません。
そもそも英検2級で要求される学力というのは、
高校2年生終了程度の英語力、つまり、
高校レベルの英文法の知識と
5,000ワードレベルの語彙力というものです。
これを本当に中学生が身に着けているのなら、
私も素直に優秀だと認められるのですが、
実際は違います。
もちろんある程度の文法運用能力と
語彙力は必要ですし、
英検2級に合格するほどの中学生は
それなりの実力を持っています。
しかし、高校レベルかと言われると、
全くそんなことはないのですね。
長文はニュアンスをとって
正解を選べばよいので、
正確に訳出する力はいりません。
受験者層にもよりますが、
リスニングは一般的に平均点が低く、
合格のハードルも高くありません。
そういうわけで、多くの英検2級合格者の
英語力は、あくまでそれなりのものに
とどまるのです。
【英検と大学受験英語は違う】
どうしてこういうことを言うかと言えば、
それは、大学受験準備でこの点が問題に
なるからです。
大学受験では英文を正確に訳出する力が
必要です。
これは英検では求められていません。
正確な英文法の知識と運用力も必要です。
これも英検ではしっかり試されません。
誤解のないように申し上げますが、
中学卒業時点で英検2級を所持していることは
まぎれもなく大きな利点です。
何しろ中学卒業時点で英検2級を
持っている人はごく少数ですし、
英語に触れている量が多いからこそ
取得できているのです。
しかし英検2級を取っていることは
（これが準1級でも同じなのですが）、
大学受験英語で高得点を約束してくれる
ものではありません。
事実、英検2級や準1級を持っている生徒で、
思ったほど成績が伸びない方が結構いらっしゃいます。
大学受験英語と英検は別ジャンルと思って
それぞれしっかり準備していただきたいと
思います。
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