こんにちは。V-SYSTEMです。

今日は4月23日、世界本と著作権の日だそうですが、

慶應義塾の創立記念日でもあります。

 

「天は人の上に人をつくらず、

人の下に人をつくらずとは言うけれど、

実際に賢愚貧富や身分の上下差が生まれるのは、

学問のあるなしによる」と説き、

「学問ノススメ」を著した

福沢諭吉先生を学祖とする、

あの慶應義塾です。

勉強しなくちゃですね。

 

大阪は今日も雨模様です。

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【大阪府立高校をめぐる制度改革】

さて、大阪府立高校は長らく学区制のもとで運営されてきました。

1973年から2006年までは9学区制だったのですが、

2007年からは4学区制となり、

2014年からは学区がなくなりました。

 

この結果、公立中学の優秀な学生が、

一部の優秀な公立高校に通うことが可能になりました。

 

今ではウソのようですが、9学区制のころの北野高校は、

少なくとも進学実績ではまったくパッとしな状態だったのです。

京都大学合格者も40名程度まで落ち込んだ時期もありました。

 

それが、この学区制廃止で復活を遂げたのです。

 

学区制に加え、以下の制度改革も矢継ぎ早に実施されました。

① 2011年 文理学科の設置

② 2016年 文理学科設置校10校における普通科募集停止

③ 2016年 大阪府公立高校入試で英数国にC問題を導入

 

大阪府立高校の文理学科は進学コースと考えるとわかりやすいです。
C問題は、今まで府立高校入試にあったA問題、B問題に

新たに加えられたものです。

それまでの問題と比べて難易度がけた外れに上がりました。

 

このような制度改革の背景には、大阪府の中高生の学力を

引き上げようとする考えがありました。

 

 

【大阪府立高校文理学科各校の京大合格者推移】

さて、それでは実際にこれら一連の制度改革は

大阪府立高校文理学科の進学実績にどのような影響を与えたのでしょうか。

実際にデータを見て皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

 

 

やはり北野の躍進は目を引きますね。

公立校で目立つ存在があるというのは、

個人的にはよいことだと思います。

 

ただ、やっぱりいろんな見方ができてしまいますね。

次回に続きます。

 

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