こんにちは。V-SYSTEMです。

 

ここのところ桜がきれいですね🌸

大阪は雨が降ったり風が強かったりで、あいにくのお天気です。

 

さて、今日は私立大学医学部と国公立大学医学部、どちらが難しいかについてお話しします。

そうは言っても、たいていの受験生の皆さんは、

「国公立が厳しいから私立を選んでいるに決まっているじゃないか」

と思われるでしょう。

 

実際、この見方は大変説得力があります。

まず、国公立と私立では、科目数が全然違います。

私立では不要な国語、社会、それに情報Iが国公立には必要です。

 

科目が増えれば学習時間も増えますね。

主要教科だけでも大変なのに、これ以上手が回りませんよね。

 

このように、

私立大学医学部  = まだ比較的楽に合格できそう

国公立大学医学部 = 見るからに大変そう

という図式には説得力があります。 

 

それにも関わらず、国公立大学医学部受験の方が、私立大学医学部受験に比べて

圧倒的に有利な点があることを御承知でしょうか。

 

それは定員数なんですね。

私立大学の定員はおおよそ3,700人、うち一般試験・共通テスト利用入試の枠が約2,900人です。

この2,900名の枠をめぐって延べ9万名以上の受験生が受験に臨みます。

倍率はおおよそ30倍ほどになります。

控えめに言っても、かなりの狭き門です。

 

これに対し、国公立大学の定員は約5,700人、うち前期試験・後期試験の枠が約3,900人です。

この3,900名の枠をめぐり、前期試験・後期試験でのべ約2万名が受験します。

前期と後期の違いを無視して、ちょっと乱暴に倍率を出すと、毎年おおよそ5倍~6倍となります。

 

国公立大学は全体の定員に対して約6割を占めているわけです。

 

基本的に国公立大学医学部受験生は、

学力面では私立も十分にチャレンジできるだけの実力を持っています。

私立大学医学部受験生の場合は科目の制限から、

国公立大学医学部をターゲットにできません。

 

医学部進学を狙っているなら、早い段階からこのことに注意し、

可能な限り早い段階から受験準備をはじめ、

医学部進学の可能性を広げてください。

 

 

2014~2024年 累計進学実績

国公立大学医学部医学科

大学名

人数

三重大学

3

東京大学

1

岐阜大学

1

大阪大学

2

福井大学

1

名古屋大学

1

岡山大学

1

京都府立医科大学

1

北海道大学

1

奈良県立医科大学

1

徳島大学

1

和歌山県立医科大学

1

山梨大学

1

滋賀医科大学

1

香川大学

1

合計

22

 

私立大学医学部医学科

大学名

人数

大学名

人数

大阪医科薬科大学

8

愛知医科大学

1

関西医科大学

3

埼玉医科大学

1

近畿大学

1

金沢医科大学

1

兵庫医科大学

3

合計

18

 

国公立大学(医学部含む)

大学名

合格者数

東京大学

5(文科I類1、理科I類2、理科II類1、理科III類1)

京都大学

13(法1 経済5 文1 工5 理1)

大阪大学

13(法2、外国語3、基礎工2、医2、工4)

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